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「労働者の団結こそが生きる道!」3・13大阪で関西青年労働者集会

s20110316b-1.jpg 3月13日、大阪市・エルおおさかで関西青年労働者集会が開催され、110名の労働者が結集した。東北関東大震災の直後、すべての労働者がいかにこの情勢に立ち向かうのかが問われている中で、「闘う労働組合を甦らせる中に未来がある!」と宣言したこの集会は、すべての青年労働者の闘う道を指し示す画期的な集会となった。
 司会の金属労働者は「起こっていることの巨大さを見すえよう。『震災復興』など資本家にはできない。私たち労働者が団結するなかにしか生きる道はない。だからこそエジプトに続き、労働組合を軸とした闘いが必要だ」と開会を宣言した。 

s20110316b-2.jpg 基調報告を行った自治体労働者は、「世界革命に向かって闘われているエジプト革命とJR外注化阻止の闘い、そしてすべての労働者の職場は限りなくひとつの闘い。大震災情勢の今こそ、闘う労働組合を甦らせよう。労働組合が闘えば外注化を阻止することができる、新自由主義を打ち破ることができる、動労千葉の青年労働者の闘いはそのことを示しました。つかんだこの確信をもって、この3~4月を攻勢的に闘おう」と鮮明に提起。そして「職場こそが党派闘争・路線闘争の激突の場。どの職場でも人間関係にがんじがらめにされ、声を上げることもできず、年間3万人もの自殺者を出している。これこそが連合支配が生み出している現実です。ここをうちやぶり『うわべの仲良しグループ』から本当の信頼関係をつくる団結に変革し、社会全体をひっくり返していこう」と自らの実践を踏まえて訴えた。
 合同労組の労働者から3・6首都圏集会の報告が行われた後、大阪の自治体労働者は「職場で起こる色々な攻撃に対して、絶対反対を貫くことは簡単じゃない。処分攻撃に対しても労働者の中に『あいつも悪かった』という空気もある。しかし、攻撃全体の狙いを見抜き反対を貫いたとき、必ずこじ開けることができる」と発言。またゆうメイトの青年労働者は「赤字の責任は一切労働者にはない。現場からは使い捨てに対する怒りがまきおこっている。闘う労働組合さえあれば解雇攻撃を阻止することができる」と提起し、新たに決起した職場の仲間を紹介した。
 また部落解放を闘う青年労働者は「労働者を弾圧しバラバラにするしかない国に対して、これをチャンスととらえて攻める闘いをやろう。労働者をなめたらアカン、を合い言葉に団結をつくりたい」とアピール。全学連からも3・20闘争への熱烈な呼びかけが発せられた。
 フリートークでは、組合つぶしと闘う自治体労働者、解雇攻撃と闘う郵政労働者、非正規職の解雇攻撃と闘う教育労働者、春闘攻防を闘う民間労働者などから次々と発言があり、会場は熱気に包まれた。
 最後に国鉄労働者の富田益行さんから「体制内派との激突に勝ちぬき、JRをはじめすべての職場で青年労働者を獲得し、闘う青年部を甦らせよう」と、4・23尼崎闘争へのアピールが行われた。
 まとめの提起を行った金属労働者は「大震災は、これまですでに労働者を食わせていけなくなっていた社会が最後的に崩壊したことを示している。資本を打倒しなければ労働者は生きていけない。動労千葉の闘いを先頭に民営化・外注化と闘っている日本の労働者は捨てたもんじゃない。この団結を広げ、すべての職場に分け入っていこう。今がその時だ」と提起し、インターナショナルで集会を締めくくった。(関西・A) 

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