1. HOME
  2. ブログ
  3. ドイツで11万人の巨大な闘いが「原発停止」をかちとる!

ドイツで11万人の巨大な闘いが「原発停止」をかちとる!

s20110318c-1.jpg 東日本大震災を契機にきわめて深刻な核災害を日々刻々拡大している福島原発大事故を受けて、いまドイツで空前の反原発運動が巻き起こっている。早くも大震災翌日の12日にシュトゥットガルトで6万人の反原発「人間の鎖」行動が行われたのをはじめとして、3月14日までに、ベルリン、ケルン、デュッセルドルフなど450以上の都市・地域で総計11万人の人々が集会やデモに参加した。ごく短期間に爆発的に高揚したこの闘いに恐れをなしたドイツ政府は、3月14日に「原発稼動延長の3カ月間中断」を、15日に「旧型原発7基の停止」を発表した。「闘えば勝てる」――ドイツ労働者人民の闘いは、このことをはっきりと示している。 

s20110318c-2.jpg デモに参加した人々は口々に発言している。「日本での大事故を思うと、言葉もないほどですが、ここで黙っていてはいけないと思い、参加しました」「日本のみなさんのことを思うと、深い悲しみにとらわれますが、今その悲しみの中からものすごい憤りがわいてきます。原発は非常に危険なもので『百害あって一利なし』と長年言ってきたのですから」「ドイツの政府や企業は、『ドイツの原発は安全でクリーンだ』とか「ドイツは日本のような地震国ではない』とか言うけれど、『チェルノブイリ事故だって別に地震のせいで起きたわけじゃない」
 そして、「全原発を停止せよ、全世界でそして直ちに!」というスローガンが運動の中で急速に広く共通のものとなっている。
 この闘いと並行して、ドイツの仲間からも、アメリカや韓国、ブラジルやフィリピンの仲間と同様に、日本の労働者への感動的な激励のメッセージが寄せられている。ドイツKRD(レーテデモクラシーのための委員会)の女性労働者・アンナさんは次のようなメールを送ってきた。

「親愛なる同志のみなさん!
 私はまだみなさんの顔は知らないのですが、今みなさんのことをどれだけ深く思っているかをお伝えしたくて初めてメールしました。私たちはテレビやインターネットで日本の状況を追い、その災害の大きさにただただ涙が流れ、茫然として言葉もないありさまです。動労千葉の仲間や闘うみなさんはお元気なのでしょうか。私たちKRDはどんなに遠く離れていても、みなさんとともにあり、みなさんのことを考えています。もし何かできることがあるなら、遠慮なく言ってください。私たちは持てる力のすべてを使って、みなさんの支援のために動きます。
 このことを是非みなさんにお伝えください。
 心からのあいさつをこめて、アンナ」

 そして、KRDから震災カンパ第1弾として6万円が寄せられてきた。
 われわれ日本の労働者階級は、ドイツの、そして全世界の労働者階級と固く連帯し、日本帝国主義の総破産と統治能力の喪失、死の苦悶からする絶望的あがきと真っ向から対決し、これを必ず急速にプロレタリア日本革命に転化するだろう。(Gt)
 写真①はシュトゥットガルトの6万人の「人間の鎖」行動(3月12日)
 【動画】→ http://www.youtube.com/watch?v=yANpk5kZMz8
 写真②はベルリンの首相官邸前での大集会(3月14日) 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択