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5・7渋谷、警察の弾圧はねのけ1万5千人が反原発デモに大決起!

s20110510a-1.jpg 5月7日、渋谷で1万5千人が反原発デモに立ち上がった。午後2時、小雨交じりの代々木公園のけやき並木で集会が始まると、続々と労働者人民が集まってきた。その主力は青年・学生だ。小さい子どもを連れた親子も目立つ。「原発絶対反対!」「子どもの未来のために黙ってられない」「福島を返せ」「くたばれ御用メディア」などの思い思いのプラカード、オブジェなどを準備しての結集だ。全学連と東京労組交流センターは渋谷駅頭で大街頭宣伝をして合流。「学生集まれ! 一緒にデモいこう!」という全学連ののぼりに、デモに初参加の大学生や高校生が結集してきた。そして代々木公園のけやき並木は出発を待つデモ隊列でいっぱいとなった。 

s20110510a-2.jpgs20110510a-3.jpg いよいよデモ出発だ。デモは原宿駅前、渋谷駅前をとおり代々木公園に到着という渋谷の繁華街を1周するコースだ。
 警察権力は、不当にもデモ隊列を十数の挺団に分断した。しかも挺団と挺団との間隔は前後が見えないほど引き離すという横暴ぶりだ。さらにこの日は4名をデモ中に不当逮捕した。労働者人民の怒りのマグマに戦々恐々としているのだ。だが反原発運動を弾圧する警察にデモ隊の怒りはますます高まるばかりだ。弾圧をはねのけ、サウンドカーや鳴り物を先頭に断固としてデモを行った。「原発とめろ!」「原発反対!」などのコールが渋谷の街に轟いた。高校生もマイクを握り「被曝労働許さないぞ」「社会を変えよう」と叫んだ。沿道も声援で応えた。そして隊列に加わった。デモ隊はどんどんふくれあがった。手作りの労組旗を持参し、職場の仲間と参加した青年労働者の姿もあった。
s20110510a-4.jpg 警察権力は沿道からのデモへの合流をなんとか阻もうと必死だ。何百人といる渋谷駅前のスクランブル交差点にデモがさしかかると、「デモを扇動するのをやめなさい!」「デモに加わるのをやめなさい!」と指揮官車からデモ隊へ向かって居丈高に連呼した。だがそんな警察の規制にまったくひるむことなく沿道の労働者人民と一体となってデモを敢然とやりぬいた。
 デモの最後尾が終点に到着したのが午後7時50分。実に5時間近いデモが渋谷の街を反原発で「制圧」した。まさに渋谷がエジプト革命の出撃拠点である「タハリール広場」となったのだ。デモが到着する代々木公園ではデモを終えた労働者人民が歓声でデモを迎え入れた。「本気で怒ってデモをした」「警察の弾圧は絶対に許せない」「本当に楽しいデモだった」「沿道の反応がすごくいいことに衝撃を受けた」。青年・学生は興奮して語った。
 この日、日本の労働者人民は原発絶対反対で闘いぬく決意と確信を深め、怒りを解き放った。そして闘いの中でつくられる連帯感をつかみ、自らの団結した行動が歴史の一ページを刻み込んでいると実感した。6・11の100万人決起の手応えを握りしめた。
 菅政権はこのデモの前日に浜岡原発の停止を発表し、労働者人民の決起を抑え込もうとした。だが、あくまで原発政策にしがみつく菅政権、東電、御用労組、御用マスコミ、警察・国家権力などの腐敗した権力者たちと、労働者階級人民との壮大な激突がすべての原発廃止へむけて始まったのだ。この歴史的決起は止まらない。6・11の反原発100万人の決起へむけて突き進もう! 反原発1千万人署名で職場の隅々まで組織しよう! 勝負を決するのは労働組合の根底的な決起だ。6・5国鉄大集会を大爆発させ労働組合を今こそ甦らせよう!(KZ) 

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