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6・5集会、1780人が6~7月国鉄決戦と反原発・反失業へ総決起誓う

s20110606a-1.jpg 6月5日、国鉄闘争全国運動結成一周年の集会が、東京・日比谷公会堂に1780人を結集して大成功をかちとった。全国各地から集まった仲間は、3・11が突き出した新自由主義の極限的な姿と労働組合の解体状況に激しい怒りを燃やし、6-7月国鉄決戦への突入を軸に今こそ階級的労働運動の再生へ総決起することを誓い合った。集会では、福島や宮城の被災地からの渾身の訴えも行われ、そのはりさけんばかりの怒りとともに、徹底的に闘って生き抜いて必ずこの社会を変えるという強い思いを会場全体が共有した。「国鉄闘争と反原発の闘いは一つだ!」「敵は国家と資本であり、新自由主義だ!」「闘う労働組合の再生に一切をかけて闘おう!」――新たな闘いの炎がメラメラと燃え上がることを感じさせる集会となった。 

s20110606a-2.jpg 集会の司会は全国金属機械港合同の中村吉政副委員長と動労水戸の石井真一委員長。最初に全国運動呼びかけ人を代表し、元国労九州本部書記長の手嶋浩一さんが力強い開会宣言。連帯のあいさつをはさんで、動労千葉の田中康宏委員長が報告に立った。田中委員長は、この運動を昨年立ち上げた当時の思いを振り返りつつ、「3・11で膨大な人々が路頭に放り出されているのに労働組合は何をやっているのか」と、「政治休戦」への労組幹部の屈服を怒りを込めて断罪した。とりわけ7月国労大会をめぐる情勢や震災を口実にした解雇・賃下げの嵐に警鐘を乱打し、「こんなことをまかり通らせるわけにはいかない。今こそ闘う労働組合の再生、復権を。一年間の闘いを経て、それは可能だと確信している」と熱烈に訴えた。これを受けて、全国運動の呼びかけ人から6氏が登壇、この運動の発展に労働運動の生き死にをかけてともに闘う決意が表明された。
 集会はまた、関西生コン支部への5・11弾圧と5・20三里塚現闘本部裁判での大量不当逮捕を徹底弾劾し、粉砕を決意した。連帯のあいさつで登壇した関生支部の執行委員は、高英男副委員長はじめs20110606a-3.jpg逮捕・起訴された13人全員が獄中で意気軒高と闘っていることを報告した。全国運動呼びかけ人6氏の訴えの最後に発言した三里塚反対同盟の北原鉱治事務局長は、労働者と農民が連帯して総決起する時が来ていると呼びかけた。
 被災地からの登壇は圧巻だった。元福島県教組委員長の清野和彦さんの「ウソつきは許してはならない、敵はやっつけなければならない!」という発言に始まり、子どもたちを見殺しにする政府・文科省への根源的な怒り、労働者階級人民に一切の犠牲を押し付けて逃げようとするブルジョアジーへの怒りが次々とたたきつけられた。「団結こそが生きる力」「労働運動の力ですべてを奪い返そう」の訴えに、圧倒的な感動と拍手がわき起こった。
 続いて1047名解雇撤回闘争を不屈に貫いて闘う動労千葉争議団・国労闘争団・弁護団が拍手の中を登場した。国鉄分割・民営化こそ新自由主義の出発点であり、今日の原発大事故をもたらした原点s20110606a-4.jpgであることが、闘争報告の中で明確にされた。なんとJR資本と東京電力の顧問弁護士事務所は同一であり、そこは元裁判官らの退職後の天下り先だったというのだ! 参加者はこの事実に怒りを新たにし、7月国労大会決戦をはじめとする6~7月国鉄決戦の大爆発をかちとり、さらに国鉄闘争と反原発・反失業の闘いを完全に一体のものとして大爆発させることを誓い合った。
 集会では多くの闘う労働者・労働組合から連帯のあいさつや決意表明が行われた。「日の丸・君が代」攻撃と闘いぬいてきた根津公子さんも登壇し、「闘えば勝てると実感で分かった」とあいさつした。郵政大量解雇や社保庁解雇と闘う労働者、青年部結成へ闘う動労千葉の青年労働者をはじめ、すべての発言がかつてない確信と決意に満ちあふれていた。最後に共同宣言を採択し、歴史的集会の幕を閉じた。(千) 

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