茨城・つくば市内で550人が原発に怒りのデモ
6・11全国100万人行動の一環として、茨城で反原発デモに起ち上がりました。午後4時半から、つくば市内の公園で集会を行い、5時半から市内デモに打って出ました。集会が始まった時には300人程度だった参加者がどんどんふくれあがり、デモは550名の大隊列に。原発に対する怒りがわき上がりました。
全体集会に先だって、動労水戸や百万人署名運動は、「すべての原発の停止・廃絶を」と題する講演学習会を午後1時半から屋内会場で開催。初参加者も含め、30人で学習と質疑、「いかにして原発をとめるのか」をめぐる討論を行いました。
5月中旬に話し合いを持ち、わずかな期間で6・11集会とデモを準備してきた実行委員会には、生まれて初めてのデモという青年がほとんどです。不安の中で迎えた当日、会場の竹園公園には集会開始前から子ども連れの母親など多くの方々が集まりました。デモ前の集会では、原発事故に対する不安、怒りが次々と訴えられ、参加者が一言一言うなずきながら聞き入っていたのが印象的でした。
100万人署名茨城県連絡会の代表は「私は福島県出身です。福島は大変深刻な状況が覆っている」と19日の福島行動への参加を訴え、「チラシに放射能に未来を奪われてたまるか、とあるが、未来とは子どもたちのことだ。未来に社会を渡すことができるのか否かが問われています。怒りを外に向かって解き放っていこう」と発言。続いて、動労水戸の石井真一委員長が「今、常磐線は原発によって寸断されています。福島第一原発から30キロ圏ギリギリまでJRの労働者が運転士として働いている。私たちは、福島原発に職場、線路、故郷を奪われている。私は許せない。私も福島出身です。職場を奪っている原発をなんとしても止めたいと、ここに来ました。水戸でも26日に集会とデモをやります。一番大事なのは、労働組合が原発反対の方針を掲げて闘うことです。原発は労働者の被曝労働が前提です。それを労働組合が認めることはありえない。原発反対を明確に掲げて、労働組合が今こそ闘いの先頭に起つ時です。ここに参加された皆さんも何らかの形で働いていると思います。自分の職場で労働組合に対して、原発反対で闘おう、と言ってください。ともに頑張りましょう」と、核心的に発言しました。
6・11の闘いは、茨城における新たな反原発闘争の出発点となりました。次は、動労水戸が呼びかける6・26水戸集会・デモ、7・17いわき集会・デモです。巷にあふれる広範で根底的な怒りと結びつき、全力で闘いぬきましょう。(茨城・H)
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