青年が党の指導部に! 7・31豊島公会堂にあふれる感動と熱気
7月31日、革共同政治集会が東京・豊島公会堂で開催され、首都圏から870人が大結集した。大恐慌と3・11反革命と対決し、プロレタリア世界革命に向かって立ち上がっていく革共同の熱烈な戦闘宣言が発せられた。「国鉄闘争と反原発闘争の爆発で11・6労働者集会の1万人結集へ」――2011年後半の決戦方針は鮮明だ。織田陽介・全学連委員長の基調提起をはじめ、司会、決意表明などを青年労働者、学生が中心で担った。革命は青年の事業である。集会は、まさにマル青労同、マル学同の同志たちが革命的労働者党の指導部になる決意に満ちあふれ、革共同を青年・学生の党、未来を代表する党へとつくり変えていく歴史的な集会としてかちとられた。
司会の全学連の坂野陽平君が意気高く開会を宣言し、連帯のアピールを三里塚芝山連合空港反対同盟、沖縄民権の会の座覇光子さん、「星野文昭さんを取り戻そう全国再審連絡会議」共同代表で星野同志の連れあいの星野暁子さん、闘う弁護士、部落解放同盟全国連杉並支部の田中れい子さんが行った。三里塚反対同盟からは萩原進事務局次長、鈴木謙太郎さん、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが登壇し、現闘本部を死守する固い決意が全員から述べられた。萩原さんが「同盟は決戦態勢に入った。情勢は3・11で一変した。大衆運動に大胆に踏み込み多くの青年・学生を三里塚の旗に結集させよう」と決戦アピールを発すると、会場は盛大な拍手で応えた。
織田陽介・全学連委員長が渾身の基調を提起した。織田委員長は、3・11反革命に真っ向から闘い抜いてきた激動の4カ月半を「革命をたぐり寄せる道筋を明確につかみとった。それは、階級的労働運動路線のもと、国鉄と反原発の闘いを革共同が先頭に立って闘うことだ」と総括し、11・6労働者集会の1万人結集へむかっての総決起を訴えた。そして「フクシマの現実こそヒロシマ・ナガサキと被曝労働につながる一個の戦争だ」と激しく弾劾し、こうした現実をもたらした資本主義の打倒へむかって突き進むこと、国鉄闘争を軸に新自由主義と対決する労働運動を再生させていくことにその展望があることを明らかにした。さらに「大衆の決起が今や反原発の一点をめぐって政府・国家と非和解的に前進している」と反原発闘争の大発展を呼びかけた。最後に「反スタリーン主義の革命党とは、『労働者が社会の主人公だ』という立場だ。職場から資本と徹底的に闘い労働組合指導部として党を形成しよう」と革命的労働者党の建設を訴えた。織田委員長の鮮烈な提起に会場全体が奮い立った。
集会後半は、被災地を代表して福島県委員会の同志の特別アピールから始まった。福島県党が団結を打ち固めて3・11情勢に立ち向かってきたこの間の闘いが感動的に語られた。闘う国鉄労働者からの決戦アピールでは、国労共闘の仲間が国労大会決戦を報告し「われわれが主流派になる地平を切り開いた」と発言。また解雇撤回と闘う国労共闘の仲間は最後の勝利まで人生かけて闘い抜く決意を明らかにした。動労千葉の労働者は基地統廃合・外注化の攻撃に「青年部建設こそかちぬく道だ」と訴えた。動労水戸の労働者は「原発事故で奪われた常磐線を絶対に取り戻す」と力強く語った。
決意表明では全逓、教育、自治体、交通、合同・一般、医療・福祉、マル青労同の労働者と全学連の斎藤郁真君が登壇。「現場労働者に依拠して闘い抜くなら勝利できる」(全逓)、「労働組合こそが反原発の地域の中心になって闘う」(自治体)、「大学を学生の手に取り戻す」と、この間の実践からつかんだ確信が次々と語られた。全学連の倉岡雅美副委員長が閉会を宣言し、最後にインターナショナルを斉唱した。(KZ)
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