国労東日本本部を弾劾し、エリア大会で宣伝行動
国労東日本大会初日の9月6日、国労秋田闘争団の小玉忠憲さんを先頭に「共に闘う国労の会」は、のぼりを押し立てて会場のラフレさいたま前に登場し、東日本エリア本部を徹底的に弾劾するとともに、現場組合員にJR資本との闘いを呼びかける宣伝戦を展開した。
7月末の全国大会で国労本部は1047名闘争の終結を宣言し、組合員資格をJRとその関連企業に雇用された者に限定する規約改定を強行、闘争団員の組合員資格を奪った。これはグリーンスタッフ(契約社員)の雇い止めと闘わず、雇い止めされたら国労からも排除するということだ。
このもとで東日本エリア本部は、新人事・賃金制度の受け入れや総合労働協約の締結に向けた歴史的な裏切りに走り、JRの業務外注化攻撃の手先になろうとしている。
マイクを握った「共に闘う国労の会」は、「グリーンスタッフが雇い止めされたら組合員資格も奪うのか。青年の怒りと結び闘うべきだ」「国労が労働組合なのかどうかが問われる大会だ」「被災地の組合員は職場の除染を求めて闘っている。本来、国労こそ反原発闘争の先頭に立つべきだ」「全国大会での規約改定を絶対に認めない。和解を拒否した闘争団員は解雇撤回まで闘いぬく」「国労を裏切り脱退したJR連合との合流など、現場の組合員は絶対に許さない」とエリア本部を弾劾し抜いた。
大会参加者に次々にビラが手渡された。1047名の解雇撤回を求める署名活動も展開され、国労関係者や会場近くの職場で働く郵政労働者など多くの人びとが署名を寄せた。
会場前での宣伝行動をやり抜いた「共に闘う国労の会」は、さいたま新都心駅前に移動し、11・6労働者集会への結集と1047名解雇撤回を訴える街宣伝行動を貫徹した。(東京・K)
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