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首都圏青年労働者集会、動労千葉青年部発足の報告に拍手の渦

s20111013b.jpg 首都圏青年労働者集会が10月8日、千葉市で行われ、200人が結集した。「闘う労組青年部をよみがえらせよう」をメインスローガンに「すべての原発をいますぐなくそう! 民営化・外注化反対! 非正規雇用を撤廃しよう! 雇い止め・解雇と闘おう!」を掲げた。9・19反原発6万人決起の歴史的高揚が、動労千葉青年部の結成を突破口とした労組青年部の職場からの反乱と結びつき、正規・非正規労働者が一丸となり新自由主義を具体的に突き崩していく画期的集会となった。
 集会は、3本の特別報告から始まった。 

 被災地から宮城連帯ユニオン東北石けん分会の仲間が発言し、参加者は被災地との連帯を固く決意した。NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議=な全)事務局次長の富田翔子さんは「怒りをもつには自分たちこそが時代を動かしていると確信することだ」と反原発・反失業闘争の中でつかんだ確信を述べた。全学連委員長の斎藤郁真さんはキャンパスから反原発を闘うと語った。
 続いて労組交流センター青年部長が渾身の基調提起を行った。まず「3・11以降、『政治休戦』の攻撃に私たちは職場での闘いを一切の基礎に置いて、『反原発・反失業、外注化・非正規職撤廃』を闘う青年部をつくり出し、9・19反原発6万人決起を切り開いた。絶対に2千万青年労働者とつながれる」と、この半年を振り返った。そしてアメリカで「1%の強欲と腐敗のために99%の私たちが搾取されている」とウォール街占拠闘争に決起する若者も日本の青年も同じだと指摘し、「搾取の現場である職場で資本と非和解で闘う労組青年部をつくりだそう。外注化阻止をストライキで闘う動労千葉、動労水戸とともに日本の労働運動を変えよう」と11・6労働者集会を熱烈に訴えた。
 各産別から職場の闘いが報告された。
 「動労千葉青年部、9月30日に発足したことを報告に参りました」。拍手の渦の中、動労千葉の青年労働者が発言した。JRの外注化攻撃への怒りを語り、「これに反旗を翻し熱く本気で闘う青年労働者はJRの中にいる。彼らを信じて闘う。どんなに頑張っても労働者は労働者だ。『悪の巣くつ』のように言われても動労千葉には平成採が来ている。動労千葉は本物だ。自信もっていい」。労働者魂あふれる発言に会場は拍手喝采だ。さらに動労千葉外注化差し止め訴訟代理人の石田亮弁護士が続いた。
 青年部結成に向けて奮闘中の自治体労働者は、青年による機関紙発行を武器に「『復興・創生マスタープラン』反対の議論をおこし、怒りを職場闘争にして自治労を根底から変える」と語った。解雇撤回を闘う郵政非正規ユニオンの斎藤裕介委員長は、反動課長を左遷に追いやったと意気揚々と報告、「原発なくそうと6万人集まったんだから非正規なくそうと6万人集められないことはない」と自信満々だ。
 「医療特区」攻撃と内部被曝問題に最前線で立ち向かう医療労働者からは2人が発言した。1年で3つの雇い止め撤回をかちとった精研労組青年部は、度重なる雇い止めを「病院全部署を外注化する攻撃」と見据え反撃に立ち上がっている。また別の医療職場では、内部被曝問題はないという病院当局の圧力を増員・安全闘争で培われた職場の団結ではねのけ、原発問題に取り組んでいる。建設労働者は、被災地の仮設住宅建設の8割を独占する大手住宅メーカーを弾劾し、産業を越えた団結で大資本の支配を覆そうと呼びかけた。偽装請負の職場で現場を見下す管理者を同僚と追及して闘う、ちば合同労組の仲間は、現場の仲間と向き合う大切さを強調した。東京西部ユニオン青年部の「派遣切り」された青年は「正規職もまきこみ日本のシステムを変えよう」と提起した。
 全逓労働者が「67年10・8羽田闘争は70年安保闘争を準備した。今日の10・8も反原発・反失業、非正規職撤廃の突破口を切り開く歴史的な日となった。11・6労働者集会1万人結集で情勢をつくろう」とまとめ、団結がんばろうを行った。(KZ) 

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