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東京で杉並区の公園使用不許可はねのけ、高円寺デモ

s20111025b.jpg 10月23日、すべての原発いますぐなくそう高円寺デモ&交流集会を行いました。参加者は、ボードや横断幕、元気いっぱいのコールでアピール。高円寺から大通りを阿佐谷まで1時間以上のデモ。150人以上が参加。沿道でビラが1000枚以上配られました。沿道から携帯で写真を撮る人、手を振る人、コールと一緒に弾む人などものすごい注目でした。異常に多い警備の警察の妨害を振り切って、飛び入りも続出、「また声かけてください」「次は11・6です」と再会を約束しました。また、福島から避難している犬もゼッケンで参加、沿道のギャラリーに愛想を振りまきつつ、最後まで歩きました。 

 交流集会では、チェルノブイリの子どもたちの被曝を記録したビデオに怒りの涙があふれました。原発、核への怒りは、同時に、仲間の命の問題を絶対にあいまいにしない労働者の団結と闘いで示すことを、資本のスト処分攻撃とたたかう東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会が表明。続いて、スーパーゼネコンの建設現場でも、原発同様の5次・6次下請け労働者がいつ労災事故にあうかという中で働いていること。その話に本当に怒りを表明したのは、最近派遣切りにあった青年。またメッセージボードを何枚も怒りの言葉を紙芝居のようにめくって訴える若者など、「今の社会そのものを変えよう」という発言が続きました。動労千葉、動労水戸の決起への共感は、青年労働者が一番感じているのです。婦民全国協杉並支部から、「福島の女たちの経済産業省前の座り込みに寄せ書きを持っていこう」と提案され、黄色い布がまわされると、参加者がメッセージを書き込みました。
 9月末、デモの出発点に予定した高円寺中央公園の使用許可を杉並区は「反原発デモには使わせない」と駅から遠い別の公園を使用するよう指示。「イタリア国民投票の結果は反原発ヒステリー」と暴言を吐いた石原伸晃・自民党幹事長の元秘書の区議会議員が「4・10原発やめろデモの混乱」「地元商店会・自治会の要望があった」と議会で発言したことが原因です。この反原発デモの禁圧は、4・10デモが9・19に発展し、さらに11・6の爆発につながることへの大反動です。区民の不安解消と称して「放射能への不安の方がストレス」と「原発安全・推進」キャンペーンを繰り返す田中杉並区政は、野田政権と完全に一体です。
 私たちの抗議の大宣伝は、ネット、ツイッターで数十万件に拡大。杉並区は渋々、駅から近い別の公園を許可しましたが、高円寺中央公園は最後まで使わせませんでした。しかしそうした反動の焦りは、労働現場でも街頭でも、本気で原発を止める行動、団結の拡大に必ず結びつくことがこの日の行動で示されました。初めてデモに参加した人が、「警察が怖くて原発が止められるか」と言い「知り合い誘って日比谷に行く」と言っています。全国・全世界へ拡大する勝負は11・6日比谷です! (東京西部・I) 

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