フクシマの怒りと一つになり、東日本解放共闘が狭山集会かちとる
部落解放東日本共闘会議は10月29日夕方、73人が参加し東京・品川の南部労政会館で狭山集会を開催した。不屈に闘う無実の部落民・石川一雄さんと連帯し、東京高裁・寺尾無期判決37カ年を糾弾、第3次再審闘争に勝利する決意を新たにした。前日の28日には東京高裁要請糾弾行動に立ち、経産省前での福島の女たちの座り込み行動に合流。当日も国家と東電資本への怒りを解き放つ座り込みとデモ、経産省包囲行動をともに闘った。
「差別裁判うち砕こう」を斉唱した後、石川さんから狭山闘争支援者にあてたメッセージが読み上げられた。「証拠開示は専権事項」として拒否する検察を弾劾し「『無罪・勝利』までとことん闘い抜く決意」と、支援者の奮起を促す言葉を全員が胸に刻んだ。
10月16日に福島の仲間を迎えて反原発・住宅・狭山全関西集会をかちとり、西郡更地化・廃村攻撃に対し支部1千名建設で立ち向かう部落解放同盟全国連西郡支部からもメッセージが寄せられた。
基調報告を全国連杉並支部の田中れい子支部長が行った。「フクシマの怒りと一つになり、反原発・反失業闘争を闘おう。西郡住宅闘争を全国的闘いに押し上げ、新自由主義と対決する部落解放運動の力で狭山闘争に勝利しよう」と鮮明に提起し、11・6労働者集会1万人結集への総決起を訴えた。続いて全学連の内海祐一君が福島現地行動隊として2週間闘ってきた特別報告を行い、動労千葉の滝口誠特別執行委員が主催者あいさつを行った。決意表明の冒頭、動労水戸から勝田車両センターの執行委員が、被曝労働拒否の2波のストライキで青年も決起し放射能汚染車両の検修を阻止したと報告、職場を基礎にした実力闘争の威力に大きな拍手が起こった。東京労組交流センターの自治体労働者、婦人民主クラブ全国協議会に続いて全国連品川支部と杉並支部が発言した。品川支部は「要請行動の後の高裁前街宣で署名した人がここに参加している。やればできる。11・6集会に地域の青年も参加する」と勝利感あふれる決意を、杉並支部は「27日から3日間経産省前の座り込みに参加した。労働運動で原発を止められる」と階級的団結にかける決意を表明した。
11・6日比谷を1万の団結で埋めよう! 原発再稼働阻止! 野田政権打倒!へ突き進もう!(東京・TK)
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