横須賀 2千人が母港撤回へ 11・6へ続々と賛同署名
10月1日、横須賀市ヴェルニー公園で、「原子力空母ロナルド・レーガン横須賀配備抗議!母港撤回を求める全国集会」が、神奈川平和運動センターと三浦半島地区労の主催で行われ、1800人の労働者・市民が結集した。
会場入り口には早くから、地元の神奈川労働組合交流センターや婦人民主クラブ全国協議会、さらに全学連をはじめ首都圏からも闘う仲間が集まり、11・6労働者集会に向けて大宣伝戦に立ち上がった。「米日韓の朝鮮核戦争阻もう」「韓国・民主労総ゼネストに応え11・6日比谷労働者集会へ」と大見出しで訴える『前進』が、1千人以上の労働者・市民に手渡され、200筆を超える11月労働者集会への賛同署名が集まり、多数の集会チケットも販売された。
10月10日からロナルド・レーガンも参加する米韓合同演習が強行されるなど一触即発の戦争情勢が深まる一方、民主労総がゼネストで闘っている激動情勢の中での闘いとなった。1973年の空母ミッドウェー配備以来43年。空母母港化撤回をかけた横須賀闘争は最大の決戦局面を迎えている。日韓労働者の連帯で朝鮮侵略戦争を阻止することが勝利の道だ。集会には既成の枠組みを越えて民間や電機などの労働者も結集し、会場ではあちこちで討論の輪が生まれ、教職員組合の大隊列をはじめ、集会後のデモは主催者発表を大きく上回った。
だが集会主催者からは、韓国労働者のゼネスト決起はおろか、横須賀が朝鮮侵略戦争の出撃基地とされ、今現に原子力空母が大軍事演習に向け出港していることへの一言の言及すらなかった。現場労働者は戦争への危機感の中で、闘う団結と方針を求めている。11月国際共同行動はその最大の回答だ。
神奈川では集会に向けて地元・横須賀をはじめ県内各地で5千部の『前進』を街頭や職場で配布し、当日夕方には「民主労総ゼネスト連帯10・1神奈川行動」としてデモに立った。地熱を熱くし、11月国際共同行動への奔流をつくりだそう。
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