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NAZEN北陸結成! 全原発廃炉への運動が北陸でもついに始まった

s20111123b-1.jpg 11月20日、日本で原発が一番集中する北陸の地で、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)結成集会が約20人でかちとられました。NAZEN北陸結成は準備会当初から一貫して学生と青年労働者が牽引し、また集会の設営から司会、発言、デモのすべてにおいても学生と青年労働者が担い抜いて行われました。北陸の地からも学生、青年労働者を中心とした原発再稼働阻止、すべての原発を廃炉にする新たな運動がついに始まった。北陸の仲間はNAZEN北陸に集まり、志賀原発を止め、もんじゅを廃炉にしよう! 野田政権の原発再稼働をうち破ろう!
 

 20日の13時、NAZEN北陸の結成集会が始まった。司会は3・11情勢下で原発闘争に参加し、先頭で闘ってきた富大生が元気よく務めました。初めに主催者あいさつを学生が行い、この間の北陸での反原発の闘いから、NAZEN北陸をつくる喜びと決定的意義を明らかにしました。また、福島の怒りとの団結を核心にして労働組合を甦らせ、職場、キャンパスで大胆に仲間を作っていくことを熱く宣言しました。
s20111123b-2.jpg 続いて、特別講演を中嶌哲演さんが「今こそ若狭の原発を止めよう」と題して行いました。落ち着いて語りかけるような講演でしたが、福島第一原発の惨状、残骸の後を「原発推進システムの崩壊」であるときっぱりと断罪し、原発に対する怒りと阻止する決意を込めた力強い講演でした。最後には「今年の集会でもんじゅに最後の鉄槌を下したい」と語り、もんじゅ闘争への結集を訴えました。
 特に印象的だったのは、原発の「平和利用論」に対して、死の灰と被曝労働の問題から鋭く批判し、同時に労働組合に被曝問題を取り組んでほしいと訴えたことです。質疑応答でも活発な論議が起こりました。中嶌哲演さんが反原発闘争に取り組むきっかけから、「もんじゅ」の名前の由来、また小浜の原発反対の闘いの際に若狭の地区労が決定的役割を果たしたことなどが話されました。
 講演の次は、青年労働者と学生のアピールです。青年労働者は、現場の闘いと一体で原発闘争を闘う仲間をつくるという決意を宣言し、学生はNAZENがあらゆる人々と結びついているすごさと、NAZEN北陸を足がかりにして大学を学生の手に取り戻すことを決意表明しました。スタンダード・バキューム石油自主労働組合、元富山大学教員、原子力政策の見直しを求める富山行動実行委員会から連帯のアピールが行われ、放射能から子どもたちを守る会in富山のお母さんから連帯メッセージが寄せられました。また、集会に飛び入り参加していた男性が「若者の発言に圧倒された。しゃべらしてほしい」という一幕もありました。
 集会の高揚を受けてNAZEN北陸結成宣言が読み上げられ、満場の拍手が響き渡りました。熱気もさめぬまま、北陸電力本社へ向けて市内デモへ出発。あいにくの雨の中でしたが、学生の元気なデモコールがあり、参加者がつくった原発反対の歌もあり、生き生きとしたデモが行われました。
 12・3には「もんじゅ」廃炉の全国集会が行われ、12月10日には志賀原発再稼働阻止闘争と、さようなら原発1000万人全国集会が行われます。今こそ行動するときです。すべての人はNAZEN北陸とともに原発再稼働を止め、すべての原発を廃炉にしよう!(北陸・N) 

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