1. HOME
  2. ブログ
  3. 東日本解放共闘が第20回総会が大成功

東日本解放共闘が第20回総会が大成功

s20111222b-1.jpg 部落解放東日本共闘会議の第20回総会が12月18日、全水道会館で開かれた。新たな仲間を迎えた部落解放同盟全国連合会杉並支部と品川支部を先頭に75人が参加した。
 主催者あいさつに立った解放共闘議長の田中康宏動労千葉委員長は、野田政権による原発収束宣言を弾劾したうえで、「3・11によって部落差別の根源である資本主義とその支配機構、暴力装置である国家の本質が暴かれた」とし、「階級的なものの一掃と闘うことなしに部落完全解放も狭山闘争の勝利も不可能だ」と断じた。「人間の共同性をとり戻すのは階級闘争の渦中でしかできない。それと部落解放闘争はひとつのものだ」とプロレタリア革命の神髄を語り、その実現へ「一番困難だが職場から労働運動をよみがえらせる、この一点にかけなければならない」と提起。最後に「われわれの力で来年、狭山再審をかちとる決意を」と呼びかけた。 

s20111222b-2.jpg 住宅明け渡し攻撃と闘う全国連西郡支部、広島解放共闘のメッセージが紹介された。
続いて、解放共闘事務局次長の大西文夫東京西部ユニオン書記長が40分間にわたる活動報告と方針提起を行った。杉並・品川両支部が「職場の労働者、地域の青年とつながり、ともに11・6労働者集会に参加した。組織を強化・拡大した」と強調。「部落解放同盟(既成解同)は民主党政権のもとで民営化を推進している。一握りのボスに利権を与え圧倒的な部落大衆を激しい競争と搾取にさらすものだ」と断罪し、力を込め「西郡・八尾北闘争の全国化をかちとろう」と呼びかけた。原発の再稼働策動と「特区」攻撃を強める野田政権打倒、狭山第3次再審闘争勝利、非正規職撤廃などの方針が満場の拍手で確認された。
 圧巻は決意表明だ。ス労自主の中村和憲さんは「われわれの手で石川さんの無罪を」。動労千葉の後藤俊哉さんは「平成採を6人獲得した。組織破壊に対しストで闘う」。被曝労働拒否のストを打ち抜いた動労水戸の木村郁夫書記長は「福島と連帯し、いわき市での活動を強化する」。全学連の中島敦史君は「階級闘争復権のためには学生運動が必要。御用学者の化けの皮をはがす」。さらに、支部員の解雇撤回闘争を闘う品川支部が登壇し「第4回審問で資本を追いつめた。この闘いの中に未来がある」と誇り高く語った。杉並支部の田中れい子支部長は、新支部員の青年と並んで立ち「石川さんの闘いと私たちの闘いが狭山闘争の幕引き策動を打ち破った」と勝利感に満ちて報告。新支部員は福島と結ぶ日常活動を紹介し熱烈に協力を訴えた。
 井上長治さんに替わって新事務局長に就任した東京労組交流センター共同代表の岩本正治さんの音頭で団結ガンバローを行い、2012年への総決起を誓った。(TK)
 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択