広島で革共同集会、4時間の白熱・感動の集会としてかちとられる
空前の革命情勢を迎えている2012年の冒頭、1月15日、革共同中四国政治集会が広島市東区民文化センターにおいて開催され、130名が結集した。4時間にわたる集会は最後までかつてなく白熱的、感動的にかちとられた。
冒頭、11月集会報告ビデオが圧倒的迫力の大画面で上映され、戦闘的シュプレヒコールで集会が始まった。中四国地方委員会の労働者同志が開会のあいさつに立ち、2011年の闘いの総括を核心的に提起して本集会の獲得目標を鮮明にさせた。反戦被爆者の会の下田礼子さん、動労西日本から連帯のあいさつを受けた。
下田さんは、「まだまだ少ない。会場があふれて立ち見が出るくらいにしてほしい」と革共同への期待を込めてさらなる奮起を促し、2・11NAZENヒロシマ結成集会、3・11福島への結集を呼びかけた。動労西日本の仲間はJR尼崎事故裁判での山崎無罪判決に怒りを燃やし、労働組合が闘う以外にないと訴えた。星野同志奪還へ、徳島と広島の同志から2・5徳島刑務所包囲闘争への決起を訴える熱烈なアピールがあり、集会のボルテージは一気に高まった。
秋月丈志同志が『労働組合とマルクス主義を復権し人類史をわかつ2012年階級決戦へ』と題して基調報告を行った。秋月同志は、「大恐慌の本格的爆発と3・11情勢の中で圧倒的に証明されたのは、労働者階級は絶対に生き抜く、生き抜くために闘う、そういう存在だということ。その先頭に福島の怒りがあり、われわれがいる」と総括を提起。消費税大増税と原発再稼働の野田改造内閣の絶望的凶暴化を暴露し、「もはや絶対に後戻りのできない地点から生き抜くことをかけた革命へ。労働者階級200年の闘い、マルクス主義復権のために闘ってきた反スターリン主義・革命的共産主義運動半世紀のすべてをひっさげ、人類史をわかつ階級決戦へ!」と檄を発した。さらに国債暴落時代に突入した大恐慌情勢、朝鮮半島・東アジアをめぐる革命的情勢の核心、原発をめぐる情勢を新自由主義の歴史的大破産と革命の現実性として全面的に展開。「未曽有の大恐慌と原発事故を引き起こし、戦争にまでいたる資本の破壊的な価値増殖運動を止めるのは、労働者の階級的団結の力による実力強制しかない」と訴え、「一切は階級的労働運動の復権、労働組合の再生にある。国鉄・反原発を二大基軸に、革命にむかってもっともっと労働運動を組織できる党になろう」という提起に会場全体は集中し、熱気で包まれた。
続いて国鉄決戦アピールが、動労千葉・動労水戸とともに外注化阻止・偽装請負粉砕、契約社員制度=非正規職撤廃の闘いの先頭に立っている2人の同志から発せられ、次いでマル学同広大支部の同志が3・11福島決戦アピールを行った。2012年決戦のカギを握る産別委員会の決意表明に移り、郵政・自治体、教労、医療福祉、合同・一般労組の産別委員会の同志たちが壇上に並んだ。階級的労働運動の復権と「壁の突破」をかけた新たな実践、挑戦を開始してきた同志の発言のすべてが、自らの職場・地域での苦闘や喜びと一体であり、党として団結し、一つの闘いを闘っていることを実感できるものであった。
集会の熱気は途切れることなく、最後のマル青、マル学同の全員登壇の決意表面で最高潮に達した。労組つぶし・団結破壊のデッチあげ弾圧に非転向で闘う同志が、職場の新たな仲間と並んで誇らしく決意を述べ、非正規職撤廃、反原発の闘いで結集してきた青年労働者が新自由主義粉砕の闘いを宣言した。広島大の1年生を先頭に岡山大、徳島大からも自らの飛躍をかけた反原発闘争、全学連運動の前進が報告され、2012年決戦の先頭に立つ決意を表明した。新たな若き階級の指導部の圧倒的な登場こそ、3・11反革命を打ち破った2011年の闘い地平の大きさを示すものであり、だれもが2012年決戦の勝利を確信した。
「団結がんばろう」、インター斉唱の声はかつてなく高く響きわたった。野田改造内閣打倒、 2・5徳島から3・11福島へ、革共同中四国地方委員会は党の団結を打ち固め、2012年1-3月決戦へ猛然と突入した。(革共同中四国地方委員会)
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