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三里塚反対同盟が南スーダンPKO派兵抗議の緊急闘争に決起

s20120220a-1.jpg 2月19日、三里塚芝山連合空港反対同盟の呼びかけで、自衛隊南スーダンPKO派兵に対する緊急抗議デモが三里塚現地で闘われた。
 快晴のもと午後1時半、天神峰・市東孝雄さん宅の南側に位置する東峰の開拓組合道路に、反対同盟と支援の労働者・学生50人が軍事空港への怒りも新たに結集した。萩原富夫さんがマイクを握り、侵略派兵弾劾の第一声を上げた。「陸上自衛隊の南スーダン派兵の第1次隊本隊が成田から出発するということで本日の緊急闘争が組まれた。しかし先ほどのニュースでは“羽田から出発する”との報道があり、ひとまず成田からの出兵・軍事使用を粉砕した。今日は意気高くデモをかちとろう」 

s20120220a-2.jpg 続いて北原鉱治事務局長があいさつを行った。「1966年、私は労働組合の案内で羽田空港内を視察した。滑走路の片隅には弾痕の生々しい米軍のチャーター機が止まっていた。ベトナム戦争が最も激しい時代、まさに物資や戦死者の遺体を運び戦地と行き来する飛行機だった。国際空港は有事のさいに軍事利用される現実を見た。本日自衛隊は迷彩服を着て、すでに南スーダンに飛び立ったかもしれない。軍事空港を許さず闘おう」と激しく訴えた。
 これを受けて、全学連の斎藤郁真委員長がアピールした。「PKO派兵は、帝国主義間争闘戦が繰り広げられる中で、南スーダンの石油・レアメタルなどの資源利権をめぐって行われる侵略だ。また中国・朝鮮に対する侵略戦争を狙う日帝の戦争国家化政策だ。PKO派兵と一体で野田政権は原発再稼働を進めようとしている。日帝打倒・プロレタリア革命勝利へ向け、侵略派兵に対する怒りを叩きつけよう」
 さらに三里塚現闘の同志が、「1月11日から先遣隊第1陣が迷彩服姿で成田から出発し、13日には自衛隊車両など軍事物資を満載した大型輸送機アントノフが成田から飛び立った。核保有をも狙う野田政権の戦争政策と真っ向から対決しよう。反戦反核を46年貫く反対同盟とともに、市東さんの農地を奪う攻撃を粉砕しよう。3・11福島、3・25三里塚にs20120220a-3.jpg大結集を!」と決起を呼びかけた。
 シュプレヒコールを意気高く行い、寒風を突いてデモに出発。警察・機動隊の弾圧態勢を打ち破り、デモ隊は東峰部落を行進した。反対同盟宣伝カーからは婦人行動隊・宮本麻子さんの声で、野田政権のPKO派兵、消費税増税、TPP推進・農業破壊、第3誘導路建設と農地取り上げ攻撃を厳しく弾劾するシュプレヒコールが鳴り響いた。さらにデモは東峰十字路から暫定滑走路東側の開拓組合道路へ到着。市東さんの農地をめぐる現地攻防と裁判闘争に勝ち抜き、3・25三里塚全国総決起集会の大結集をかちとることを誓い合った。(TN)
 
★三里塚裁判傍聴を
◎市東さん行政訴訟・農地法裁判(千葉地裁)/2月20日(月)午前10時30分開廷(傍聴券抽選のため1時間前に集合を)
 

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