東北石けん地労委第12回調査一日行動、初参加者を先頭に打ち抜く
3月19日、結審情勢下で、東北石けん地労委闘争が打ち抜かれた。初参加者をはじめとして多くの労働者が年休を取って参加した。
3・11大震災から一年、生きる闘いを貫き3年間、15回にわたる地労委闘争で資本の不当労働行為を暴き尽くしてきた労組の確信は鮮明である。震災解雇、「特区」攻撃の中で被災地労働者・農漁民は、甚大な被害を生み出した張本人である新自由主義が、震災復興の名の下に再び人民を食い物にして肥え太ろうなどという目論見を決して許さない! 被災地に階級的労働組合、労働運動の嵐のような登場を実現させることこそが求められている。
今回の地労委第12回調査では、労組の主張をもとに争点の再整理がなされた。この中で、がっちりと畑惣商店・畑文雄が事実上の「使用者」として解雇の責任を負うか否かが明示された。最大当事者として畑惣商店・畑文雄を引きずり出し、その大罪の責任を追及することが地労委の最大争点として明確化されたのだ。
また、今回の闘争では、みやぎ連帯ユニオンが全体を牽引する立場で闘い抜いた。新たに連帯ユニオンに結集した派遣労働者が先頭に立ち、宮城の地で労働運動の主流派として登場する決意を鮮明にさせたことは決定的だ。被災地では、権力・資本との全面激突が開始されている。国鉄闘争を基軸とする絶対反対派のみが展望を示すことができる、路線を持っていることは明らかだ。反原発・反失業で闘う膨大な労働者を組織しよう。資本への怒りをすべての職場で組織しよう。東北石けん闘争は、労働者の大義ですべての労働者を組織する力を持っている。福島の怒りと連帯し、拠点攻防に勝利して、被災地に階級的労働運動の不抜の砦を作りだそう! わが労組はその最先頭に立つ! (みやぎ連帯ユニオン・東北石けん分会 H)
この記事へのコメントはありません。