大飯原発再稼働阻止へ、経産省前で集団ハンスト始まる
4月17日、経産省前テントで大飯原発3、4号機の再稼働を阻止するための集団ハンガーストライキが始まった。国内で唯一稼働中の泊原発3号機がストップする5月5日まで続ける。
17日正午、各地から参加した人びとが「再稼働反対/ハンスト決行中」と記したそろいの鉢巻きと法被を身につけ、記者会見を行った。3月25日から31日まで福井県庁ロビーでハンストを行った福井県小浜市の明通寺住職の中嶌哲演さんも駆けつけ、次のように訴えた。
「大飯原発3、4号機が再稼働されれば、各地の原発群がなし崩しに再稼働されていく。近未来に国内の原発が全面停止するのは第2の福島が続発する時。『原子力村』の一角を担う現政権は、福島だけではまだ懲りないのか。再稼働を認めることはできません。ヒロシマ原爆120万発分の死の灰、48万人もの被曝労働者、福島の36万人もの子どもたちの犠牲を生み出してしまった54基の原発。福島と世界の子どもたちのために原発ゼロで子どもの日を迎えたい。頑張りましょう」
原発いらない福島の女たちの黒田節子さんは「哲演さんの闘いにつながろうと、3月31日からリレーハンストを始めました。すでに100人以上でリレーしています。脱原発社会を夢見ながら、今まで会えなかった人ともつながって、楽しみながらハンストをしています。脱原発社会に本当に近づくために再稼働を阻みましょう。福島で今も被曝している子どもたちを助けてください」と訴えた。
再稼働を阻み、全原発の廃炉へ進むことができるのかどうか、正念場を迎えている。再稼働絶対阻止へ、全国各地で、職場で、闘いをさらに広げよう!(I)
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