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4・19法大闘争、不当逮捕はね返し解放的デモを貫徹

s20120421a-1.jpg “ついに一つの壁をこえた!”、4月19日にキャンパス内から決起した法大生の感想の中にすべてが凝縮されている。
 「原発いらない 大学生が立ち上がる日」と呼びかける4・19一日行動は、昼休み開始直後の法大門前での「いよいよこの日がきました! みんなデモに出よう!」(洞口朋子さん・法政大)というアジテーションから始まった。福島大学をはじめ全国の学友が集まっている。福島の闘うお母さんも青年労働者も集まってくる。そして何よりも、門前での呼びかけに応え、1000を優に超える法大生がキャンパス中央に集まり、圧倒的注目と声援を送り、一体化した。法大生の決起を何とか押しとどめようと超厳戒態勢を敷いた法大当局も警察権力も、この高揚を前になすすべもない。 

 全学連・斎藤郁真委員長が訴える。「いま私たちの目の前にある、この抑圧の体制こそが原発政策そのものです。こいつらこそが私をはじめ闘う学生を処分して追放し、こんな腐った社会をつくってきました。この大学のあり方を変えることで原発を止められる。今日は大学生がすべての怒りを爆発させて立ち上がる日にしよう!」。キャンパス内から法大生が続々とデモ隊に合流! 法大生が「みんな法大がおかしいとうすうす気づいているはずです。法大の中には原発事故に関する議論がありません。それは大学が学生の自由な意見を抑えつけているからです。私たちが社会を批判的に見て議論をし、大学をつくろう!」、福島大生が「原発事故は収束なんかしていません。福大当局が公安とつるんで、反原発の学生を呼び出すなんていう人権侵害は許せない。怒りをぶつけよう!」と感動的なアピールを発し、デモに出発した。
 「再稼働やめろ! 処分撤回! 大学を取り戻そう!」、市ヶ谷一体を席巻する解放的デモ、その最先頭で生き生きと闘う法大生に恐怖した警察権力は、デモ解散点近くで突然一人の学友に襲いかかり「公務執行妨害」をデッチ上げて不当逮捕した。絶対許せない! 原発事故を引き起こした犯罪者どもが誰一人として監獄にぶち込まれていない中、どれだけ多くの反原発デモに決起した仲間が逮捕されてきたのか! ただちに取り戻そう。
s20120421a-2.jpg 4・19全国学生デモは、野田政権の原発再稼働策動への真正面からの反撃を叩きつけた。そしてそれは、09年と10年には全国デモのたびにキャンパス中央を封鎖し、昨年には大震災に乗じて授業そのものを4月いっぱい休講にするという法大当局の圧殺体制をはね返し、キャンパス全体と堂々呼吸して法大生がデモに大合流するという決定的な前進だ。新自由主義大学=法政を打ち破る主体が屹立したのだ。
 デモの高揚を引き継ぎ、文部科学省に対して「被曝20ミリシーベルト基準」と国立大学法人体制の撤回を求める要請行動が行われた。この基準について完全に居直り「国立大学法人化は大学の自主性のため」と繰り返す文科省側に対して、全学連執行部、福島大生を先頭に全国の学生から激しい怒りが叩きつけられた。
 一日行動の締めくくりとして、夕方には不当逮捕を聞いて急遽駆けつけた首都圏の仲間も加えて弾圧粉砕の怒りの総決起集会を行った。全国の学生から口々に、弾圧への怒り、そして自らの大学で闘って学生自治会を再建していく決意が語られた。圧巻は、大学当局の分断を打ち破って新たな仲間とともに結集した福島大生たちだ。福島大学での6月全国集会にむかって坂野陽平書記s20120421a-3.jpg長は「福島の怒りを全国に発信することによって再稼働をとめて、全原発を廃炉にしていく。この社会を根底からひっくり返していく。学生自治会の建設・奪取に本格的に挑戦していく闘いとしてやりたい」と鮮明に提起。法大包囲デモから全行程に参加してくださった佐藤幸子さん(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)は、法大当局や警察権力の正体を目の当たりにし、「若い人たちが自由に討論できないような環境になっているこの日本がまずおかしいんじゃないかと今回実感しました」と、学生への期待をこめて連帯あいさつを行った。斎藤委員長から「①学友の即時奪還、②法大闘争のさらなる高揚、③反原発闘争を発展させる5月沖縄闘争への決起、④学生自治会建設」の方針が熱烈に提起され、全体が4~5月決戦の爆発を誓った。(学生・U) 

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