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私たちの行動が戦争とめる 反戦デモ 国境越え全世界に

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新宿駅前で全学連先頭に

 3月1日夕方、東京・JR新宿駅南口でロシア軍のウクライナ侵攻に抗議し反戦決起を呼びかける宣伝行動が行われた。全学連、東京労組交流センターをはじめ100人が決起した。
 学生たちが次々にマイクを握り、プーチンのウクライナ侵攻を徹底的に弾劾すると共に、その背景にある新自由主義の破綻、米帝・北大西洋条約機構(NATO)の東欧拡大=侵略策動を弾劾し、「プーチンもNATOもウクライナから手を引け」と呼びかけた。さらに、このウクライナ戦争をも利用して中国侵略戦争、改憲、核武装化にのめり込んでいる日帝・岸田政権を打倒することが国際連帯闘争の課題であることが鮮明にされた。
 「腐りきった支配階級が行う戦争で実際に犠牲になるのは私たち労働者や学生の命だ。だから戦争には絶対反対しよう」「皆さん、ちょっとだけ勇気を出してスタンディングして声を上げよう。私たちの行動の中にこそ、すべての戦争を終わらせる力がある」——学生たちは熱を込めて、道行く人々に呼びかけた。
 これに応えて16歳の若者がマイクを握った。「そこを歩いている君たち! 戦争は反対だ! 命がもったいない! 戦争をするなーっ! この俺の姿をSNSで拡散してくれ!」
 午後6時30分頃から労働者が続々と合流した。東京労組交流センターの山口弘宣代表は、「今こそ労働組合が戦争反対に立ち上がる時だ。ところが連合は自民党と一緒になって、中国侵略戦争に労働者を導こうとしている。絶対に許せない。3・11反原発福島行動に決起しよう」と呼びかけた。続いて交流センター女性部、元教育労働者、合同労組の労働者らがアピールした。
 改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士は、「正義の守り手のように報道されているアメリカが朝鮮、ベトナム、イラクでどれほど多くの人々を虐殺してきたか。このことも忘れてはならない」「自分自身の問題として反戦に立つこと、それが戦争を阻止する力だ」と訴えた。
 香港の女性も飛び入りでマイクを握り、「戦争反対!」と叫んだ。ウクライナ、アメリカ、ロシアの人たちもスタンディングやビラ配りでアピールした。至るところで討論の輪が生まれ、中距離核ミサイル配備反対署名に90人近い人々が署名した。

広がる労働者国際連帯

 ウクライナ侵攻に抗議するデモの波が全国、全世界に広がっている。26日、東京・渋谷駅前にウクライナ人を中心に千人以上が集まり、「ウクライナに手を出すな」と声を上げた。同日、新宿駅東口に在日ロシア人ら数百人が集まり、「ウクライナに平和を、ロシアに自由を」とアピール。さらに広島、長崎、大阪を始め各地でデモが闘われている。
 ロシア国内では侵攻直後の24日、抗議デモが58都市で闘われ、プーチンの足元モスクワで数千人が「戦争はダメ」「プーチンは犯罪者」などと訴えた。その後もサンクトペテルブルクなどで数千人がデモに決起。3月2日までに小学生も含め6400人以上が逮捕された。
 欧州でも26日、フランスではパリ5千人を始め全土で2万人以上が決起した。英ロンドンやオーストリアのウィーンでもデモが行われた。ドイツのベルリンでは27日、市内中心部のブランデンブルグ門近くに10万人以上が集まった。スペインのマドリードで4万人、チェコのプラハで7万人、トルコやイスラエル、アメリカ、アジア、アフリカ——文字通り全世界に反戦デモが広がっている。

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