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階級的団結の力で狭山再審勝利を! 広島で解放共闘が集会

s20121102b.jpg 1974年の寺尾判決から38年目の10月31日、広島市西区福島町の旧西隣保館(広島市西地域交流センター)で広島狭山集会が開催され、広島解放共闘に結集する闘う労働組合、婦人民主クラブ全国協広島支部などの仲間が集まった。広大解放研の学生が司会をつとめ、石川一雄さんの10・31メッセージが読み上げられた。広島解放共闘議長の富村寛久さん(元広教組組合員)が「狭山差別裁判は労働者を分断する新自由主義攻撃。労働者の自己解放を通してすべての被差別民衆の解放をかちとるために、解放共闘は闘おう」と開会挨拶を行った。 

 石川さんの闘いを報じた特集番組のビデオ上映後、広島解放共闘事務局から「狭山闘争を新自由主義との闘いの最前線に押し上げ、石川さんとともに階級的団結・人間的共同性を奪い返す闘いとして発展させ勝利させよう」という基調提起が行われた。その中で第3次再審闘争の現局面が報告され、「狭山差別裁判がいまや日帝権力の新自由主義的階級支配の決定的な破綻点になっており、これを徹底的に衝いて闘おう」と呼びかけられた。さらに非正規職撤廃こそ新自由主義と対決する部落解放闘争の正面課題であることが提起され、地域に労働組合の拠点をつくり、青年を先頭に西郡・八尾北に続く新たな部落解放の運動と組織をつくることを共同の決意とした。
 続いて広島連帯ユニオン青年部から宮原亮青年部長ら2人の組合員が発言した。宮原青年部長は、「狭山差別裁判に対する怒りがあらためてこみあげる。職場には外注化による正規と非正規の分断、理不尽な差別がある。職場から闘って団結をつくる」と発言。同じく非正規で働く青年部員は、「石川さんのビデオを見て言葉にならないほどの怒りを感じた。労働運動の力で狭山闘争に勝利する。福島町にユニオンの拠点を」と決意を述べた。
 最後に植野定雄交流センター事務局長が「寺尾判決は新自由主義攻撃の始まりだった。これと対決しぬいて階級的労働運動を再生する闘いをやってきた。広島でも動労千葉の10・1外注化阻止決戦と一体で職場や地域で新たな闘いを起こし、青年を先頭に団結をつくってきた。この力を11・4に総結集させよう」と、まとめと行動方針を提起。狭山集会には必ず参加し、差別・分断を打ち破って団結しようと訴えてきた獄中の広島連帯ユニオン・草津病院支部の中山崇志委員長との固い団結の意思も込めて、団結がんばろうを行った。(広島解放共闘・H) 

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