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「職場と社会は俺たちが変える!」鈴コン集会にあふれる熱気と確信

s20121207b-1.jpg 12月1日、「解雇撤回・非正規職撤廃 鈴コン闘争勝利へ 解雇1カ年決起集会」が東京・豊島区民センターをあふれさせる185人の参加でかちとられた。鈴木コンクリート工業分会と、7月15日に結成された鈴コン分会闘争支援・連帯共闘会議は、昨年11月からの組合つぶしの解雇攻撃にうちかち、団結と共闘の輪を着実に広げて集会に臨んだ。解雇当該の鈴コン分会三役と職場に残って闘う組合員が「鈴コン分会の報告と訴え」を行った。「国鉄闘争、外注化阻止・非正規職撤廃の闘いは全国・全世界の労働者の共通の闘い」「大失業の本格化は団結して闘うことで新自由主義を倒せる時代が来たことを示している」「職場と社会を変える力は自分たち労働者の中にある」ことを、胸を張って提示した。 

s20121207b-2.jpg 支援・連帯共闘会議の呼びかけ人からは代表の花輪不二男さん(世田谷地区労顧問)が主催者あいさつ。全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部の高英男副委員長からの戦闘的なメッセージの紹介。呼びかけ人はみな「これは自分たち自身の闘いだ」と異口同音に言う。団結の力だ。
 動労千葉の繁沢敬一副委員長と動労水戸の石井真一委員長は連帯のあいさつで外注化阻止決戦の第2段階の大攻防をリアルに報告した。この1年の外注化阻止・非正規職撤廃の大決戦への突入と、三労組共闘、11月労働者集会と一体のものとして鈴コン集会があることが示された。弁護団の木下徹郎弁護士、藤田正人弁護士は、鈴コン解雇撤回裁判の仮処分段階の2回の勝利決定は1年間の闘いの前進、現場攻防の力を示していると語った。
 集会前に板橋区で社前闘争が敢行されたことが紹介された。社前闘争は「労働者を解雇したら痛い目にあうこと、高くつくこと」を鈴コン資本に思い知らせたに違いない。共闘会議事務局は、裁判支援の団体署名が150を超え、共闘会議会員も目標に向かって半年で大きく前進しており、さらに職場・地域で拡大しようと訴えた。
s20121207b-3.jpgs20121207b-4.jpg 支援・連帯共闘会議に加わった首都圏の7組合が衝撃的に登場した。「連帯してたたかう職場から」の闘争報告で7組合の労働者が次々と発言に立った。生の労働者の姿と熱意、あふれるばかりの闘う気概。鈴コン支援・連帯共闘会議の運動の真骨頂が示された。会場の一体感は尋常ではない。鈴コン分会のような闘いはどんな職場でも必ずできると瞬間的に確信がわいてくる。郵政非正規ユニオンをはじめ精研労組、さいたまユニオン行田分会、西部ユニオンアメリカンアパレル分会、この数カ月の間に、あるいは先月、闘いに決起した労働者が次々と登場。正社員の非正規化、デタラメな解雇、職場閉鎖、賃下げなどなど労働者が生きていけない理不尽な攻撃に対して、泣き言ではなく「ふざけるな」と堂々と立つ。暗さは微塵もない。労働者の団結だけが武器だ。首都圏の職場生産点全体、電機・自動車など全産業の膨大な労働者の怒りのマグマの一端が見える。「俺たちは奴隷じゃない」と徹底して闘う鈴コン分会の闘いが新たな仲間を引きつけている。
s20121207b-5.jpg 労働者はどんな時代に生きているのか、核心は何なのかをつかんだら立ち上がる。鈴コン分会の「解雇撤回・非正規職撤廃」「地域・産別・ナショナルセンターの枠を越えて闘う労働者の団結を」「非正規職撤廃は正規ももちろん全労働者の課題」「職場で徹底して闘い労働組合をよみがえらせてこの社会を変えよう」「本当の労働者の党をつくろう」の訴えは必ず広がる。勝つ道を示している。支援・連帯共闘の輪は衆院選で安部・野田・石原・橋下を根底から打ち倒す階級的労働運動を鍛え育てている。
 鈴コン分会と共闘会議は来春闘へ全国キャラバンに出ると宣言した。動労千葉のように闘おう! 鈴コン分会のように闘おう! 誰でもどこでも闘える。堂々と胸を張り、誇り高く団結して勝利の2013年へ突き進もう!(東京西部ユニオン・YK) 

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