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12・28首相官邸・国会前に「安倍を倒せ!」のコール

s20121229a-1.jpg 12月28日、「安倍はやめろ!」「原発止めろ!」の激しいコールが首相官邸・国会前の冬の夜空にとどろいた。コールの合間には参加者が次々にマイクを握り「再稼働反対!」「自民党はおごるな、図に乗るな!」「安倍を倒せ!」と訴えた。降りしきる冷たい雨が吹き飛んでしまうほどの、安倍と自民党への根底からの怒りの噴出だ。
 2日前の26日、安倍政権がスタートし、直ちに「全原発の再稼働」「新増設もする」と居丈高に宣言した。「安倍を許すな!」「自民党を許すな!」、これが労働者人民の声だ。
 

s20121229a-2.jpg そもそも50基を超える原発と、多くの核施設をつくった張本人こそ自民党だ。安倍内閣の成立でその自民党が労働者人民の前に引きずり出された。
 首相官邸前では中年の男性が「自民党は、民主党への怒りと小選挙区制で300議席をかすめ取ったにすぎない。それで『自衛隊を国防軍にする』『憲法を改正する』『どんどん原発をつくる』と言っている。そんなことは国民は許さない!」と声を張り上げた。「そうだ!」の声が一斉に上がった。若い男性は官邸に向かい「僕たちは原発を止めるまでデモを続ける!」と宣言した。
 NAZENの仲間たちや「百万人署名運動」ののぼりを掲げた仲間たちもともに「大飯を止めろ!」「大間つくるな!」と連呼した。法大生などの全学連の学生は、鈴木研也副委員長を中心に若々しい声で叫び続けた。
 官邸前には行動開始前から多くの人が駆けつけた。埼玉県から参加した女性は「この行動をもっともっと大きくしないといけない。安倍内閣を打ち倒す」と声を高めた。宮城県から来た農業を営む30代の男性は「初めて首相官邸前に来た。官邸前行動を続けることが大事」と期待を語った。
 国会前では郡山市から駆けつけた森園かずえさんが「福島では、相変わらず除染ビジネスが横行していて、作業員は防護もせず普通の作業着のまま除染をさせられています。中学生、高校生、大学生は外での活動を強いられ、被曝し続けています。来年も皆さんとつながって声をつないでいきたい」と語った。
s20121229a-3.jpg 主催団体の首都圏反原発連合の男性は「今日は人数も増えている。地下鉄『国会議事堂前』駅からなかなか外に出られなかった。この抗議行動が全国の人たちの力となり、励みになっている。来年もがんがんやっていきたい」と呼びかけた。
 総選挙での、全有権者に占める自民党の得票率は、小選挙区が24・67%、比例代表では15・99%にすぎない。労働者人民の圧倒的多数は自民党を拒否した。自民党の「大勝利」は自民党支配の総瓦解の序曲だ。安倍の再稼働と原発新増設の攻撃は、「原発反対!」の巨大な人民決起を必ず生みだす。それは、安倍政権打倒から、世界大恐慌下で原発・核武装の道と6千万労働者階級、青年労働者への非正規職化攻撃によってしか延命できない日本帝国主義の打倒に直結する闘いだ。
 職場に闘う労働組合を復権しよう。首相官邸・国会前行動は、来年は1月11日から開始される。すべての労働者人民は大結集しよう。労働者階級の革命的行動が歴史の行方を決する時代が始まった。青年労働者・学生はその栄光ある先頭部隊を担おう。2013年、百万決起を実現し安倍を打倒しよう。すべての原発をなくそう!(H)
 

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