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4・26自治労全国統一ストライキ闘争/栃木

20130427l-1.jpg 25日夕方から26日早朝にかけて、県職労の各職場を中心に自治体労働者の職場集会が県内各地で開催されました。どの職場集会でも役員は「いつにない多くの(組合員の)結集」を語っていました。配布されている各職場のビラを組合員は食い入るように読んでいます。国=政府による暴力的な賃金削減への怒りが伝わってきます。 

 ある単組では、組合役員も含め、現役でいる組合員の誰もが職場集会すら経験したことがない中で、組合員ぶんの数だけ揃っていない腕章を「誰が着けるのか」が討論になったり、続々と集まってくる組合員をどこに集めればいいのか、旗をどこに立てるのかなどが一つひとつ問題になっていました。
 そして集会開始。シュプレヒコールも最初は誰からも腕(こぶし)が上がりません。比較的年配の組合員がおずおずとこぶしを振り上げます。それを見て、その回りの組合員から次々とこぶしが振り上がっていきます。最後の「団結がんばろう」ではきれいに全員のこぶしが高々と振り上がりました。「勝利するまで団結してがんばろう!」と。
 最初はおずおずと遠回りに集まってきていた組合員が、「いつにない結集」の集会に集まり、元気よくこぶしを振り上げ、シュプレヒコールをあげ、団結がんばろうを三唱するうちにみるみる表情は活き活きとしてきます。自治労本部などの思惑を越え、ついに「パンドラの箱」が開いた瞬間でした。「怒りのマグマ」という妖怪(ようかい)はついに噴き出したということです。
 今回の経過のなかで、ある単組はストライキを打ち抜くために1週間も徹夜して「通行証」を作っていました。当局との交渉の時には、組合事務所にその経過と結果がどうなったのかを聞きに組合員が何人も訪ねてきていました。「ストライキができなくて悔しい」と語る組合員。
 闘いは始まったばかりです。国も県市町当局も、結局のところ何も打開策はありません。労働組合が全部をひっくり返す以外になんの「解決策」もないということです。
 5・1メーデーから6・9国鉄集会へ。今回新たに決起を開始した組合員とさらに強く結びつき、拠点をつくり、絶対に自治体のみならず全国ゼネストを実現するまでやむことのない闘いをやり抜いていきたいと強く決意しました。(栃木・M) 

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