闘うメーデーの復権を!被災地メーデーを勝ち取ったぞ!
5月1日、被災地・仙台でも闘うメーデーを自分たちの手でやろうと、みやぎ連帯ユニオン、東日本大震災現地救援対策本部の呼びかけで「5・1被災地メーデー」が開催され、宮城・福島から70名が結集しました。
集会はみやぎ連帯ユニオンの鈴木光年書記長の司会で始まり、まず同じく連帯ユニオンの金子哲夫委員長が基調報告を行いました。金子さんは、「震災から2年、復興とは名ばかりでその影にはさらなる非正規化、被災地、とりわけ福島の切り捨てが進んでいる。私たち連帯ユニオンは、震災直後からこれまでさまざまな雇い止め、賃金未払いなどの資本の攻撃に対して闘って、これを粉砕すると共に団結を固めてきた。労働者が団結すれば勝てるんだ。3・11福島行動の大成功で国際連帯もさらに深まった。この地平をさらに押し広げよう。動労千葉のように闘おう。6・9国鉄闘争全国集会に被災地からも大挙駆けつけよう」と熱く提起しました。
続いて、4・26自治労ストの闘いを牽引した仙台市職労の神保美彦副委員長が、「今回の闘いは画期的な地平を開いた。執行部は市当局が賃下げを明言しないことをもってスト方針を倒した。しかし、現場には怒りが充満している。7.8%も賃下げされて生きていけるか。これに闘わなかったら組合の存在意義などない。これは現場の仲間みんなの思いだ。だから動労千葉を支援する会のなかで議論を重ねて、早朝職場集会という形だけど闘いを貫いた。今後も断固闘う」と発言しました。
みやぎ連帯ユニオン東北石けん分会、全逓、教労、星野救う会から発言を受けました。そして福島からは3・11行動の勝利と、診療所の闘いの着実な前進が報告されました。学生からは4・25法大闘争での東北大自治会・青野委員長不当逮捕への激しい弾劾と、奪還への支援が訴えられました。(青野委員長は5月5日に奪還!)
その後はデモ行進です。春とは思えない肌寒い天気の中、青年労働者を先頭に元気よく一番町アーケードから青葉通りまでのデモをやり抜き、道行く人たちの圧倒的な注目を受けました。
今年、連合宮城はメーデーを4月27日にやりました。初めてのことで、職場の周りの仲間も「とうとうここまで変わっちまったか」と嘆いていました。メーデーは5月にやってこそのメーデーです。そして、メーデーはあくまでも闘いの日です。この闘うメーデーを断固貫こうと私たち宮城・福島の仲間は立ち上がり、闘いをやり抜きました。
私たち労働者の闘いの勝利は、国鉄闘争の勝利にかかっています。私たちは、この日午前同じ場所であった全労連系のメーデーにビラまきと国鉄闘争全国運動の署名呼びかけ行動に立ち上がり、100筆をこえる署名を集めることができました。解雇は許さないという気持ちは、すべての労働者に共通する思いです。この労働者の階級性に断固依拠して闘うことが決定的なんだということを、私たち被災地の労働者はこの間つかみ取ってきました。これからも、闘いの先頭を私たちが担うんだという決意を確かめたメーデーでした。(宮城 NJ)
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