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沖縄県民大会、安倍・橋下への怒り天を衝く

s20130522a-1.jpg 5・15沖縄闘争2日目の5月19日、「復帰41年 5・15平和とくらしを守る県民大会」が午後2時から宜野湾海浜公園野外劇場で開かれ、全国から3500人が参加した。
 沖縄労組交流センターを先頭に5・15闘争に全国から駆けつけた青年労働者、学生は、県民大会参加者に6・9国鉄集会への結集を呼びかけるビラまき、署名活動に決起した。「解雇撤回・基地撤去、非正規職を撤廃しよう!  労働者の国際連帯で辺野古新基地建設とめよう!」と書かれた横断幕の前で沖縄労組交流センターの労働者がマイクを握り、「新自由主義と闘う労働者の国際連帯の力で安保を粉砕し、基地を撤去しよう! 改憲と戦争の安倍政権を打倒しよう!」と訴える。 

s20130522a-3.jpgs20130522a-2.jpg 平和行進で県民大会に結集する全国の労働者にビラをまき、国鉄10万筆署名を呼びかける。青年労働者たちが次々と足を止め、署名に応じる。NAZENもビラをまき、反原発署名を訴える。うまんちゅの会を先頭とする星野全国再審連絡会議は星野再審署名を訴える。さらに全学連三里塚行動隊が市東孝雄さんの土地取り上げに反対する署名を呼びかける。それぞれの署名に多くの労働者が署名し、活発な討論の場となった。
 3コースから平和行進が到着し、午後2時、昼から降り始めた雨が激しくなる中、県民大会は怒りのシュプレヒコールで始まった。「憲法改悪を阻止するぞ! 侵略戦争を許さないぞ! 安倍発言を許さないぞ! 人間の尊厳を冒涜する発言を糾弾する! 安倍は謝罪しろ! 橋下は謝罪しろ!」「オスプレイ飛来を許さないぞ! 辺野古新基地建設を許さないぞ! 県民は団結して闘うぞ! 全国と連帯して闘うぞ!」
s20130522a-4.jpg 天を衝く怒りが土砂降りの雨となって降り注ぐ中、韓国・平沢(ピョンテク)から参加したソンガンホさんが「済州島(チェジュド)での海軍基地建設に反対している。沖縄から必ず米軍を追い出してください。沖縄を二度と戦争のない、平和な島にしてください。沖縄、台湾、済州島を結ぶ海を基地のない平和な海にしてください。私たちも皆さんとともに闘います」と訴え、「米軍基地出て行け!」と叫んだ。
 続いて「慰安婦は必要だった」と容認発言を行った橋下に抗議するために来日した慰安婦被害者の金福童(キムボクトン)さん(87歳)が「戦争をなくさなければなりません。戦争がどんなに怖いものか皆さん、ご存知でしょうか」と語りかけ、14歳で連行され慰安婦としてじゅうりんされた体験を語り、「戦争が終わって数十年、日本政府からは謝罪の言葉もありません。日本政府に対し、政治家が暴言を吐くことができないよう、皆さんが力を合わせてください。頑張ってください」と力を込めた。橋下はこの沖縄で「慰安婦は必要だった」と公言し、さらに在沖米軍に対し、「米海兵隊員による風俗の活用」を提言したのだ。絶対に許せない!
 「世界大恐慌の深まりと3・11情勢、そして帝国主義間・大国間争闘戦時代への突入の中で、沖縄闘争は決定的な位置を持っています。新自由主義と闘う沖縄闘争を国際連帯として押し上げていくことが急務となっています」(沖縄労組交流センターのビラ)。まさに5・15沖縄闘争は、階級的労働運動の歴史的な登場が今や遅しと求められていることを指し示した。(M) 

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