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三里塚反対同盟が千葉地裁に農地取り上げ反対署名提出行動

20130717b-1.jpg 7月17日、三里塚芝山連合空港反対同盟の署名提出行動が千葉地裁に対して行われた。
 「農地取り上げに反対する署名」はこの日までの集約で1万1922筆。2カ月半の短期決戦で全国の労組・市民団体・諸個人、地元住民などから、あるいは駅頭宣伝などを通じて寄せられた一つひとつがかけがえのない署名だ。

 反対同盟と顧問弁護団は、表紙を着けてとじひもで分厚い合冊にまとめられた署名用紙の束を用意して裁判所前に陣取った。7・14デモで使われた「耕す者に権利あり/農地を奪う判決許すな」と書かれた横断幕を広げて決意を表した。市東孝雄さんを先頭に地裁建物に入り、民事第3部へ。応対に出てきた職員らに対して、反対同盟を代表して北原鉱治事務局長が多見谷裁判長に宛て用意した申入書を読み上げた。「全国の人びとの声20130717b-3.jpgに耳を傾けて農地取り上げの判決を出すことのないよう……」。さらに北原さんは「市東さんの苦しみがわかるか。人間の心を失ったらなにもない。裁判長に必ず伝えよ!」と怒りに声を震わせて詰め寄った。職員は「ご要望は承りました」と型どおりのセリフだが、顔をこわばらせて積み上げられた署名用紙受領の手続きをした。
 近くのビジネス支援センターで記者会見が開かれた。最初に北原さんがあいさつに立ち「どんな判決が出ようと市東さんとともに反対同盟は闘いぬく」と決意を示した。
 続いて葉山岳夫弁護士が弁護団の声明を読み上げ、「1万2800平方㍍という、1971年の第1次、第2次強制代執行を上回る戦後最大規模の農地収奪」の攻撃に対し「不当反動判決を出すなら全力を尽くして徹底的に闘います。まして仮執行宣言を付けるなどの暴挙は、絶対に阻止します」と覚悟を表した。
 新聞記者から「一審で仮執行を付けるということは三審制の否定ではないか」という質問が出され、葉山弁護士は「まさにその通り」と、判決確定前の農地取り上げのたくらみを断罪した。
20130717b-2.jpg 市東孝雄さんは、「判決について楽観はしていないが、この地で農業をやり続ける気持ちはまったく変わらないし変えるつもりもない」と落ち着いた口調で語った。
 全国農民会議の小川浩さんは「私も農家だが、現職の農業委員やOBも署名に応じてくれた。私も以前農業委員をやっていたが、小作権の解約申請については小作人の同意がなければ絶対に受理しなかった。成田市農業委がこれに応じたことは理解できないし、まして農地法で農地を取り上げるなど、どうして許されるのか」と憤りを込めて述べた。
 最後に萩原進事務局次長が、「あの地から市東さんをたたき出すことがNAAの目的だ。そのために違法を力ずくで押し通そうとしている、そういうやり方を50年近くやってきた。だから空港は完成しないのだ。マスコミも権力に加担し、三里塚闘争は終わったと書いてきた。だが今、空港からではなく市東さんの側から見てほしい、判決は予断を許さない。だがわれわれの勝利への確信は変わらない。市東さんの“この地でやり続ける”という決意があれば、われわれは前に進める。断固として29日の判決を迎え撃つ」と述べ、この日の記者会見を締めくくった。
 記者たちは終始熱心にペンを走らせ、会見終了後も市東さんに質問を続けていた。(TN)
 

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