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「反原発を職場の要求に!」―NAZEN品川を結成

s20130807a.jpg 8月1日、東京・品川、大井町駅前の「きゅりあん」においてNAZEN品川結成集会が25人の参加で行われました。最初に「新橋アクション」参加メンバーのジャズシンガーの歌唱指導で、忌野清志郎さんが歌詞を付けたビートルズの「イマジン」を全員で歌いました。「社会主義も資本主義も偉い人も貧しい人もみんな同じならば簡単なことさ」という歌詞はこの集会にぴったりのもので、全員がこの歌詞で元気になっていきました。
 主催者あいさつで「全原発廃炉、再稼働を許さない。労働者の団結で安倍政権を打倒するために、このNAZEN品川を結成する。集会参加者は労働組合に入って闘おう」と呼びかけました。 

 次になんぶユニオン執行委員が「内部被曝と放射性核種」というテーマで講演。「放射性核種が体内に入ると内部被曝として、永遠に被曝し続ける危険性」を訴え、「原発が核爆弾製造の産物であり、原子構造の不安定=ノーコントロール状態の代物で、決定的には数万年の管理が必要とされ、反人間的カタマリである」ことを高校の物理の授業のように分かりやすく、怒りを込めて訴えました。
 その後、連帯のあいさつとしてNAZEN東京、南部労組交流センター、リサイクルショップ・たみとやの方から発言を受けました。基調報告をなんぶユニオン書記長が行い「今回の参議院選挙で安倍政権が圧勝したといっても、山本太郎氏が当選したことは首都の中に反安倍政権の67万の隊列ができたということだ。反原発の社会とは、この資本主義社会をぶっ壊すという意味があり、この勝利は、今の資本主義(帝国主義)から次の社会をつくるきっかけをつくった。山本太郎氏も労働問題に言及しているが、非正規職が39%、労働者を過労死させる『ブラック企業』を許してはならない。民主党候補の落選は民主党を支える『連合』が労働者のために存在しないということを労働者は見抜いているということだ。今こそ、労働者の力、労働組合の団結した力が必要だ。自らの職場で資本と闘い、反原発を職場の要求、労働組合の要求にしていくことが決定的に求められている。この勝利を通して青年労働者と結びついた反原発闘争が大爆発していくことが可能であり、職場闘争と反原発闘争の一体的闘いが大切だ。ここにNAZEN品川の役割と闘いがある。NAZENは、フクシマと結びつき、動労水戸や国労郡山工場支部のように職場で反原発を闘い、反原発を組合の要求にする労働運動と結びついた反原発運動をする。国家と敢然と闘って新しい労働運動を目指す動労千葉と結びつき、ふくしま共同診療所を支え、保養を推進し、避難を実現する。さらに海外の闘う仲間と連帯して国際連帯の道を進む。今回の選挙で山本太郎氏は南部地区で8万票をとっている。南部地区に8万の仲間がいるということだ。この現実に闘いの展望がある」と力強く提起しました。そしてNAZEN品川会則・活動方針の報告と、共同代表3人と事務局長の選出を行いました。
 行動方針として、①8・6-9「ヒロシマ・ナガサキ」大行動への参加、②再稼働阻止、原発の新規建設阻止、東電・原電を許さない新橋アクションへの参加、③「国鉄10万筆署名」推進を9・25に向けて取り組むことを訴え、最後に共同代表のまとめとガンバロー三唱で元気に集会を終えました。(なんぶユニオン・Y) 

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