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「改憲と戦争に絶対反対!」8・15集会に520人

20130819a-1.jpg 8月15日、「憲法改悪と戦争に絶対反対!8・15労働者・市民のつどい」が東京・中野ゼロ小ホールで開催され、520人が結集した。日帝・安倍政権が戦争・改憲と原発再稼働に政権自身の延命をかけて必死に突き進む中で、これと真っ向から対決し、改憲阻止・安倍打倒への堂々たる戦闘宣言を発する歴史的な集会となった。「改憲攻撃を粉砕する力は、労働者階級人民の団結した闘いだ」「階級的労働運動の前進と国際連帯の力で安倍の反動的突進を打ち砕こう」――この熱気が壇上での全発言と、会場全体にみなぎった。
 

 実行委員会を代表して基調報告に立った弁護士の森川文人さんは、最初に7月参院選での山本太郎氏の当選に触れ、「首都東京で自民党への20130819a-2.jpg怒りが爆発した。私たち99%の根底的な怒りを1%にぶつける反乱が始まった」と切り出した。「それゆえに自民・安倍政権の支配の危機と焦りによる反動もあからさまになってきている」と、麻生発言など一連の改憲策動を弾劾し、さらにアメリカの対中対峙・新軍事戦略にも触れて、世界大恐慌が深まる中、アメリカは自らの危機脱出をかけて東アジアでの新たな侵略戦争を準備している、この中で日本政府が独自のあがきをしていることが改憲策動の本質にある、と明らかにした。続いて自民党の改憲草案について、最大の柱は憲法9条の解体と指摘し、「天皇の元首化」「緊急事態条項すなわち戒厳令」「『個人の尊重』規定をあえて『人として尊重』に変え、国家・民族のための動員対象におとしめる」ことなどを暴露した。そしてこのすべてが「労働者民衆の決起の開始に対する恐怖と焦りのあらわれだ」と強調し、今秋闘争への総決起を力強く訴えた。
 集会ではこれに先立ち、葉山岳夫弁護士の主催者あいさつに続いて、参院選で山本太郎氏の選挙スタッフを担った学生と、福島からかけつけた佐藤幸子さん(いのちのせんたくひろば代表)が連帯のあいさつ。山本選挙の勝利感とフクシマの怒りの深さを体現した発言に、大きな拍手がわき起こった。6月に20130819a-3.jpgドイツを訪問したNAZENの織田陽介事務局長がドイツの反原発闘争について特別報告を行い、平和遺族会全国連絡会代表の西川重則さんがこの間の憲法審査会の動向を怒りと危機感をもって報告した。
 休憩を挟んで後半、まず松元ヒロさんが「どうする憲法君」と題してコントを披露し、会場を大いに沸かせた。続いて、動労水戸の石井真一委員長が被曝労働拒否のストライキ闘争を報告し、「動労水戸の闘いが郡山工場の労働者の闘いへと発展し、福島の怒りをJRにたたきつけた」とその意義を強調した。
 韓国から参加した民主労総ソウル地域本部のキムミンホさん(中部地区協議会議長)と本部事務局員のキムギホンさんが、万雷の拍手を受けて登壇した。キムミンホさんは韓国での非正規職撤廃の闘い、パククネ政権との闘いを報告し、「日本の同志たちの国鉄民営化反対、原発廃止、憲法改悪反対の闘いにわが民主労総は支持と深い共感を持っていることを表明します。国際連帯の労働者闘争戦線を拡大していきましょう。労働者民衆が主人公になる世の中をかちとりましょう。トゥジェン!」と熱烈に呼びかけた。
 続いて動労千葉の田中康宏委員長が「国鉄闘争の歴史的勝利を」と題して発言し、「9・25反動判決粉砕に向けて、9・15代々木公園での集会・デモに集まろう。そして11月3日の全国労働者総決起集会に結集しよう」と訴えた。
 最後に、秋の闘いに向けた決意表明が行われた。星野文昭さんの奪還に向けて星野暁子さん、「裁判員制度はいらない!大運動」から丹羽民夫さん、反原発100万人決起へNAZEN東京の北島邦彦さん、自治体職場で闘う青年労働者、そして全学連の斎藤郁真委員長が決意表明を行い、熱気あふれる集会を締めくくった。(N)
 

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