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三里塚反対同盟が一斉行動-「地元の怒りで空港包囲を」

20130909a-1.jpg 9月8日、三里塚芝山連合空港反対同盟の農地裁判判決後第2回の一斉行動が行われた。空港周辺地域の住民に、市東孝雄さんに出された農地明け渡しを命じる不当判決の内容と、仮執行宣言を阻止した勝利の手応えを届ける闘いだ。
 反対同盟と支援連絡会議は午前9時に天神峰の市東さん宅離れに集合して打ち合わせを行い、この日は成田市と芝山町を中心に各地域の分担などを決め、早速飛び出した。猛暑はピークを過ぎたが雨が降ったりやんだりで湿度は非常に高く、今日も大いに汗をかくことを覚悟しての一日行動である。
 

20130909a-2.jpg 萩原富夫さんは、成田市の滑川、名古屋地域で緊急3万人署名に応じた家を中心にていねいに一軒ずつ回った。
 やはり農家での反応は大きい。最初に訪ねた家では、若い母親と話になった。「不当判決、しかし仮執行は阻止」の結果を伝えると「よかったねえ」と喜び、ニュースをテレビで見たという。富夫さんの顔も自然とほころんだ。話が弾むと出てくるのがやはり騒音のひどさだ。「うるさくて会話も聞こえなくなる時があり、健康への影響も心配」と訴えられた。一緒に出てきた小学生の息子も、ビラやカラーリーフをじっと見つめて理解しようとしている。
 別の農家では高齢の女性が「ひどい判決で残念ね。土地を取り上げるのは農家にとっては体の一部をもがれるようなもの」と怒りを表した。富夫さんは東峰の自分の家の畑も空港敷地にかかっていることを説明し、市東さんとともに控訴審を闘う決意を伝えた。
 さらにこの日回った全員が、それぞれの担当地域で住民のさまざまな反応と向き合った。反対同盟への支援、共感、期待は大きいが、「今さら闘っても仕方がない」というあきらめも少なくない。だが闘いに否定的なそうした意見の中にも、生活を脅かす空港への根強い反発や怒りが根底にあることが感じ取られた。
 特に騒音の激しい地域ほど矛盾が集中している。移転補償の有無で集落のど真ん中に「線引き」され分断された地域もある。そして実際に移転が進み人口が半減した。まさに空港のもたらしたものは、「地域共生」どころか農村地域の破壊だった。そうした現実があらためて痛感された。
 夕方に再び市東さん宅離れに集合し、それぞれの活動を集約した。
 最後に萩原進事務局次長が、全員の奮闘をねぎらいながら締めくくりの発言をした。「今の成田空港は、国際化された羽田によって敗勢においこまれ、飛行時間制限を緩和し、24時間空港をめざし、曲がった誘導路を真っ直ぐにしなければ立ち行かないという深刻な危機に瀕している。その空港に依存し、住民の生活や農業を犠牲にしてかまわないというのが、今の成田市・芝山町だ。そうした攻撃と最先端でぶつかっているのが市東さんの闘いだ。この事実をもっともっと暴露しよう。まだまだ始まったばかりだが空港周辺への一斉行動を積み重ね、住民の声を真摯に聞いて、その怒りを組織し、地域に同志をつくり、空港を包囲する陣形をつくりだそう」
 この提起に一同はあらためて確信を深め、10・20全国総決起集会の成功へ向けてさらに地元への働きかけを強めることを確認し合った。(TN)
 

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