1. HOME
  2. ブログ
  3. 三里塚一斉行動――「夜間飛行許すな」と芝山町に集中情宣

三里塚一斉行動――「夜間飛行許すな」と芝山町に集中情宣

20170223a-1.JPG 2月18日、反対同盟と三里塚闘争支援連絡会議は、46回目の空港周辺地域一斉行動を闘った。昨年10月に始まった住民説明会では、第3滑走路建設・深夜早朝便延長・Bラン延伸の空港機能強化案への住民の怒りが噴出した。芝山町の相川勝重芝山町長は、これに対抗する政策を画策している。この情勢の中で、今回の一斉行動は「芝山集中情宣」として取り組まれた。
 相川町長は、2月4日に行われた芝山町白桝部落での説明会で住民からの「住民投票要求」を拒否し、「町議会議員による決定」を強調した。6日には、町役場内で「成田国際空港総合調整整理推進本部」なる組織の初会合を開き、「機能強化にむけて具体的な体制づくりを進めたい」と発破をかけた。こうした動きに対抗する重要な行動となった。

 朝8時30分、市東さん宅離れに約30人が集まった。伊藤信晴さんが「芝山集中情宣」の必要性と意義を強調した。市東さんが「2・14審尋闘争では執行停止をかちとったが、切迫した状況は変わらない。今日は芝山町民と積極的に会話してほしい」と訴えた。決戦本部長の太郎良陽一さんは「市東さんへの強制執行阻止の闘いと第3滑走路反対の周辺住民の決起がリンクしてきている。一斉行動の成果だ」と檄を飛ばした。
 この日準備された宣伝物は「反対同盟ニュース第41号」、相川町長弾劾ビラ、2月25日に予定されている「襤褸(らんる)の旗」上映会への呼びかけビラの3点。同盟ニュースでは2月上旬に横芝光町中台区内で「夜間飛行時間延長、断固反対」の看板が区の決議に基づいて5カ所に立てられたことが報じられた。「ついに住民の具体的決起が始まった!」。一同は奮い立った。相川町長批判のビラでは「人口減、高齢化、新生児激減――これが開港40年の現実」と町長の騒音地獄拡大政策を痛撃した。
 町内全域を網羅する区域分担が決められ、それぞれ丸一日の行動に出発した。芝山南部地域では2・25上映会に「参加する」と答えた人が数人現れた。他の部落でも「参加してみたい」と応じる住民が続いた。
 町の各所で相川町長に対する激しい批判、「空港機能強化案」に対する「絶対反対」の声が上がった。「第3滑走路実現する会」の石毛博道に対する批判も強まった。
 午後5時、再び市東さん宅離れに集合して、一日の成果を報告しあった。「2・25映画会」への参加希望者の声が報告された。「横芝光町で『断固反対』の看板立つ」の「同盟ニュース」報道に多くの住民から驚きの声が上がったことが報告された。「反対同盟がんばってくれ」との激励を受けたことも語られた。
 かつてない手応えの中で行動を締めくくり、次回を3月19日に決めた。(O)

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択