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三里塚 反対同盟・支援連絡会議が37回目の周辺地域一斉行動

20160522a-1.JPG  5月21日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議は、第37回を数える空港周辺地域一斉行動に立ち上がった。
 午前8時30分に天神峰の市東孝雄さん宅離れに集合し、この日配布する「反対同盟ニュース」第32号の折りなどの準備作業と打ち合わせを行った。
 東峰の萩原富夫さんが最初に、18日の最高裁に対する農地取り上げ反対署名第2次提出行動で計1万8千筆を提出したことを報告し、5万の大目標を目指しこの夏へ向けさらなる奮闘を促した。
 続いて市東さんは、「中国バブルもはじけたというのに、成田空港は〈需要増加〉の形をつくるためにあせっている。第3滑走路など造らせないため、暑い中だが今日一日がんばろう」と一同を激励した。

20160522a-2.JPG 7月3日に東京・すみだ産業会館で開かれる三里塚50周年東京集会への参加を、訪問先で積極的に呼びかけることを確認して、それぞれが成田市、芝山町、多古町などの担当地域へと向かって飛び出していった。
 今号のニュースは1面で7・3集会への参加を呼びかけているほか、NAAが「成田空港の機能強化に関する調査報告書」において、あるはずもない右肩上がりの経済成長見通しのもとで、「2030年に成田の航空需要は、年間発着回数が50万回になる」などと無責任に吹聴していることを断罪している。そうやって無理やり造られる第3滑走路が、結局は軍事転用されることは火を見るより明らかだ。戦争のための空港に、地域の農業や生活を踏みにじられてなるものか!
 全学連三里塚現地行動隊は訪れる先々で歓迎され、空港問題のほか舛添要一都知事の金銭腐敗問題などでも住民との会話が大いに弾んだ。婦人行動隊の宮本麻子さんは、成田市川上地区を精力的に回り、同盟ニュースを届けた。さらに、第3滑走路予定とされる地域、騒音地域などにニュースが配られ、B’滑走路1千メートル延長、24時間空港化策動に対しても怒りが引きだされた。また新たにできた7・3東京集会のカラービラも評判は上々で、「反対運動もすでに50年か!」と新鮮な驚きと関心を呼んだ。
 夕方に再び市東さん宅離れに集まり、この日の闘いの集約を行った。伊藤信晴さんからは、第3滑走路推進派の動向について、住民の怒りに火を点けることを極度に恐れながら隠然とうごめいていることが報告された。
 最後に、7・3東京集会の大成功に向けて、住民の怒りと結合しながら6月にも一斉行動に決起することを誓い、一日を締めくくった。(TN)

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