1. HOME
  2. ブログ
  3. 群馬・高崎市で市東さんを招き三里塚・反原発集会

群馬・高崎市で市東さんを招き三里塚・反原発集会

20130930a-1.jpg 9月29日、高崎市の群馬音楽センターで、三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さんを迎えて「原発・TPP・改憲/市東さんの農地を守ろう/大地は私たちの命」と題して、実行委の主催による集会が開かれた。群馬・市東さんの農地を守る会が築いてきた運動に加え、反原発・反TPP・反八ッ場ダムなどに取り組む初参加者が合流し120人の参加で大成功した。

 オープニングアクトで、色鮮やかなドレスで登場した「スパングルズ」がポップスの替え歌で反原発を訴え、会場を沸かせた。
 司会のあいさつに続き、「原発とめよう群馬」代表呼びかけ人の加賀谷富士子さんが、自らの信念を貫き反原発を掲げて参院選を戦った経緯を報告した。20130930a-2.jpg
 TPPの本質を明らかにする研究報告、カンパアピールに続き、集会の基調を青柳晃敬さんが提起した。青柳さんは、反対同盟顧問弁護団の要請に応じて自ら土地家屋調査士として市東さんの耕作地の測量を行い鑑定書を作成したことを報告した。また、親に連れられて三里塚現地に参加した幼い日の体験談を織り交ぜながら、市東さんに農地明け渡しを命じた7・29千葉地裁判決を怒りを込めて弾劾し、10・20三里塚への参加を熱く呼びかけた。
 大きな拍手に迎えられて、市東孝雄さんが発言に立った。「農地死守、軍事空港阻止を掲げ反対同盟として闘っています。6年間の裁判闘争を闘い、不当判決でしたが、3万人署名など皆さんの力で仮執行宣言を付けさせなかった。格安航空の誘致で生き延びようとする成田空港はすでに破綻しています。私は農民として誇りを感じています。試行錯誤しながら年間60種類近くの野菜を作っています。これからも反原発の福島、反基地の沖縄、そして群馬の皆さんとつながって闘っていきたい。ぜひ10・20へ参加してください」
 穏20130930a-3.jpgやかな口調だが、この力強い市東さんの訴えが全参加者の胸を打った。
 続いて、全国農民会議共同代表で「市東さんの農地取り上げに反対する会」の小川浩さんが発言した。小川さんは農民の立場から7・29判決に対する激しい怒りを表し、三里塚連帯・反TPPの全国農民総決起を実現する決意を明らかにした。
 さらに、八ッ場ダム本体工事の中止と水没予定地域の再生をめざす現地の取り組み、群馬合同労組委員長の佐藤敦さん、地元の自治体議員らが、群馬と三里塚の結びつきを一層固めていく発言を行った。佐藤さんは「気合いと根性をもとに、職場で仲間を組合に組織し拡大していこう!」と檄を飛ばした。
 集会のまとめで青柳晃玄さん(晃敬さんの父)が、故市東東市さん(孝雄さんの父)の思い出を交えながら、10・20三里塚への参加を熱烈に訴え、この日集めた集会カンパを市東さんに手渡した。
 「主催者からのお礼」として高階ミチさんが、集会の成功を確認しつつ、さらに力強い運動をつくることをアピールした。
 最後に再びスパングルズがマイクを取り、「原発とめよう! 愛でつながろう! 未来のために農地を守ろう!」の元気なコールで集会を締めくくった。
 その後に場所を移して行われた懇親会でも、市東さんを囲んで話が尽きず、一同は名残惜しさをこらえつつ10・20での再会を約束し合った。(TN)
 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択