「大間原発工事再開1周年弾劾!」 10・1電源開発本社包囲デモに決起
電源開発(Jパワー)が青森県大間町にある大間原発の建設再開を強行してから、1周年目の10月1日。東京銀座にある電源開発本社に対し、抗議行動がおこなわれた。
雨をついて、午後3時に中央区銀座1丁目の水谷橋公園に青森の仲間も参加し首都圏から30人が結集。「大間原発工事再開1周年弾劾! 電源開発本社包囲」デモに出発した。この行動は「すべての原発いますぐなくそう! 全国会議・青森」と「8・6広島─8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会」の共催で呼びかけられた。対本社デモは初めてだ。
青森や北海道の地元住民の猛反対にもかかわらず、3・11福島第一原発事故をまるでなかったかのように、青森県の大間原発の建設を継続する電源開発そして安倍政権。原発再稼働・建設を絶対許すな!──怒りのシュプレヒコールが都心のど真ん中・銀座一帯に響き渡る。道行く人々の圧倒的注目を浴びながら、隊列は昭和通りを南へ突き進んだ。銀座6丁目にある電源開発本社にさしかかり正門から裏門へと包囲しながら、「電源開発は工事をただちにやめろ!」の抗議の声を本社ビルに叩きつけた。
その後、午後4時から開かれた大間原発工事再開1周年抗議!実行委員会主催の電源開発本社前抗議行動に合流。青森・北海道の闘う地元の仲間たちと共に、「安全な原発はありえない」「大間原発を一刻も早く断念しろ」の要求を電源開発資本に突きつけた。
「デモをやってよかった」、これがデモ参加者全員の共通の思いだ。デモ隊に手を振る人もいて、デモの展開が抗議行動の中身を押し上げた。大間現地でも粘り強い抗議行動が従来の電源開発支配を揺るがし、町民の間で原発反対の声が活性化し、化学変化をもたらしはじめている。原発反対の声は巷(ちまた)に満ちあふれている。全国で原発再稼働・建設阻止、核燃サイクル粉砕の闘いを強めていこう。
フルMOXの大間原発は、日帝のプルトニウム大量生産・核武装国家化の戦略的原発だ。特定秘密保護法案の臨時国会での成立を狙う安倍政権は、「特定有害活動の防止」を名目に核兵器・ロケットなどの情報を闇に閉ざすことを宣言し、核兵器保有へ公然と舵(かじ)を切った。大決戦に突入した国鉄闘争を猛然と闘い抜き、その力で11・3労働者集会の1万人結集をかちとり、反原発闘争の大高揚を実現していこう。(W)
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