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法大「暴処法」弾圧裁判無罪へ! 井上弘通裁判長による全証人却下弾劾!!

 10・18法大・国会デモの熱気さめやらぬ10月24日、東京高裁で一審無罪を勝ち取った法大「暴処法」弾圧裁判控訴審の第6回公判(裁判長・井上弘通)が行われました。(被告人は新井拓、織田陽介、恩田亮、内海佑一、増井真琴の5人)
 前々回の第4回公判に検事側の証人として出廷してきた法大OB・I君が「供述調書は、公安警察から『お前が協力しないから検察官が今逮捕状を書いている』とか、脅された結果、自分の意思とは無関係に書かされたものであり、そのようなものに証言できることは何もない」と訴えて宣誓を拒否しました。まさに国家権力の違法・不当性を告発し、怒りを叩きつけたのです。しかしこのI君の正義感あふれる決起に打撃を受けた検事は、I君に対して10万円の過料を請求してきたのです。 

 冒頭、被告団から検事によるI君への過料請求に対して怒りの意見陳述が行われました。  「I君の宣誓拒否は、圧倒的な正義である」「法大闘争の中から生み出された文化連盟の『一人の仲間も見捨てない』というスローガンは、まさにこうした警察・検察による不正義性を暴き、さらには『教育の民営化』によって全てが『自己責任』とされていくようなありかたを根本から打ち破り、奪われた団結を取り戻していく路線としてあるのだ」「I君の宣誓拒否によって、検事側立証は完全に破綻した。許しがたいことに検事はI君に対して過料を請求しているが、恥の上塗りそのものである。検事の意見書ではこの期に及んで『任意の取調べが行われた』などと言っていることは本当に許しがたい。嘘に嘘を重ねてデッチ上げ有罪をもくろむ検事こそ処罰されるべきである。井上弘通裁判長は過料決定を出すな!」
 通常であれば宣誓を拒否した段階で過料が出されてもおかしくはない中、我々の正義性に押されてすぐには過料決定を出せない状態に裁判所は追い込まれています。敵は完全にグラグラとなっています。
 追い詰められた井上弘通裁判長は、何と弁護側の証人申請と被告人質問をすべて却下し、検事側と弁護側の最終弁論をもって判決に持ち込むという、許しがたい結審策動を行ってきました。採用されたのは、一審で弁護側証人として証言して頂いた小川さんの鑑定書と京都舞鶴事件の判決書のみです。
 被告人に反論の機会すら与えないというこの裁判のあり方こそ、国家権力の「番犬」として裁判所が存在していることをあらわしています。
 しかし一方で、破綻しているのは完全に敵の側です。唯一の「目撃証言」とされていたI君の宣誓拒否によって、検事の立証は完全に崩れ去りました。検事側の採用された「証拠」は「自分には見える」という主観以外の何者でもない橋本証言(しかも、実は橋本は被告5人の顔写真を検事に見せられて意思一致されていた)と、画像「鮮明化」(実際にはデータの改ざん)処理を行った北証言、そして証言を拒否したI君の「供述調書」のみです。これで逆転有罪などおよそ不可能です。我々の闘いが、完全に敵を追い詰めています。
 法大「暴処法」弾圧裁判は発生からそうであったように、階級闘争そのものであり、力関係で決まります。鉄建公団訴訟9・25判決では、10万筆署名と動労千葉の職場での闘いが敵を追い詰め、「国鉄改革法23条」を焦点化し新自由主義粉砕と国鉄闘争勝利まであと一歩のところまできています。こうした闘いこそが勝利を切り開けるのです。
 11・3労働者集会を突破口に、職場・キャンパスの闘いを大爆発させ、法大「暴処法」弾圧裁判無罪を勝ち取ろう!
 法大生は闘う文化連盟の旗の下に結集しよう!(被告人・内海佑一)
 

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