神奈川県警が1名の仲間を不当逮捕! 総決起で早期奪還へ!
すべての皆さん
11月13日早朝、神奈川県警はありもしない事件を「詐欺」事件だとデッチあげ、Aさん(神奈川労組交流センター共同代表・全国労組交流センター常任運営委員)を不当にも逮捕しました。さらに13日はAさんの自宅アパートと神奈川労組交流センター事務所を、14日には前進社神奈川支社を家宅捜索し、事件とはまったく関係のないノートパソコンやビラや機関紙『前進』などを押収しました。絶対に許せません。
逮捕の理由として神奈川県警は、「Aさんが中核派の活動家であることを隠して神奈川労組交流センター事務所の家賃等の支払いのために銀行口座を開設し通帳とキャッシュカードをだまし取った」ことが詐欺だというのです。
とんでもありません。神奈川労組交流センターは同じ事務所で活動する合同労組かながわとともに、資本の労働者に対する搾取と収奪、首切り・解雇自由攻撃と闘う労働組合です。労働組合は労働者が団結して資本と闘う武器です。
この労働組合を「反社会的勢力」であるかのように描き出し、労働組合運動をすべてつぶしてしまえ、資本や政府に刃向かうものは許さないというのが今回の不当逮捕・弾圧の核心です。
警察は、労働者の怒りが一つになって社会を根幹から揺るがす巨大な闘いに発展し、安倍政権が打倒されることを心底恐れています。だからこそ事件をねつ造して労働運動・労働組合をつぶそうと躍起になっているのです。
14日からただちに、弾圧抗議・即時奪還の闘いが交流センター総決起で始まりました。14日早朝は、横浜の官庁街のJR根岸線関内駅前で、さらにAさんの職場をはじめとした郵政職場門前ビラまきを行いました。
逮捕を知った多くの労働者が驚きと怒りの声をあげ、「カンパをしたい」「元気なのか。仲間に知らせたい」と激励する労働者が相次ぎました。15日の職場門前ビラまきでは早朝にもかかわらず何人もの労働者が熱心に話を聞き、1人の労働者は仲間に配るからと20枚のビラを持ち帰りました。他方であまりのデタラメな弾圧を行った神奈川県警への怒りの声が噴出しました。
Aさんをこれ以上、不当に拘留し続けることは到底認められません。県警はただちにAさんを釈放しろ!
【抗議先】
神奈川県警 TEL 045-211-1212
港北警察署 TEL 045-546-0110
横浜簡易裁判所 TEL 045-662-6971
AさんはJP労組組合員として、一貫して職場をめぐる資本・JP当局との合理化や安全無視と対決し、職場の仲間とともに職場闘争、反戦反原発闘争の先頭で闘ってきました。
同時に資本に屈服し労働者の怒りや闘いを「労働組合」の名において圧殺しようとしている本部執行部と対決し、闘う労働組合をJP職場で作り上げるために全力で闘いぬき、不当な資本の攻撃と絶対反対で闘いぬく階級的労働運動の前進を勝ちとる最先頭で闘いぬいてきました。
いま郵政職場はとんでもないブラック企業になっています。当局が導入する「新一般職」は、「限定正社員制度」「解雇自由制度」とまったく同じ内容です。郵政職場を全社員の非正規化と人員削減、「追い出し部屋」に叩き込もうとするものです。
こうした中で、Aさんの「非正規の仲間も見捨てない!」という思いと具体的な闘いが職場の仲間の大きな信頼を作り出していました。
今回の弾圧は、職場の仲間にとってかけがえのない存在であるAさんの闘いに恐怖した神奈川県警による闘いの圧殺と仲間との分断を狙ったあせりにかられた政治弾圧に他なりません。絶対に粉砕しましょう。
Aさんは、職場闘争と国鉄闘争を一体で闘い、郵政職場での動労千葉を支援する会を結成し、職場での国鉄闘争全国運動の組織化に取り組んできました。そして11・3労働者集会には多くの青年労働者とともに参加し、デモの先頭で部隊を牽引しました。
JR北海道の現実を見てください。データのねつ造まで発覚しました。すべては分割・民営化から始まりました。「国鉄1047名解雇撤回、JRに戻せ」はすべての労働者の気持ちです。9・25東京高裁難波判決は、いよいよ国鉄分割・民営化に労働者の側から決着をつける情勢の到来を示しています。
3・11福島第一原発事故から1年8ヶ月たったのに何一つ変わっていない現実、蔓延するブラック企業、働いても生きていけない現実、非正規職に叩き落された多くの労働者。新自由主義は完全に破産し、崩壊を開始しています。にもかかわらず安倍政権は「汚染水は完全にブロックされている」と原発再稼働にまい進し、秘密保護法の強行成立を狙い戦争に労働者を動員しようとしています。
ふざけるな! もう我慢の限界です。労働者の怒りと決起が全国・全世界で始まっています。外注化阻止・非正規職撤廃!「解雇撤回・JR復帰」新10万筆署名を職場で推進し安倍政権を打倒し、社会を変えましょう。
恥を知れ! 神奈川県警。昨年1月11日、神奈川県警は交流センター事務所使用について「詐欺」事件をデッチ上げ、交流センター会員(自治労横浜組合員)と事務局員の2名を不当に逮捕しました。しかし自治労横浜のみならず横浜市で働く多くの自治体労働者がこの弾圧を労働組合に対する弾圧だととらえ、怒りをもって決起したことによって完全に粉砕されました。「勾留の理由なし」と裁判所も100%デッチ上げを認めざるを得なかったのです。
資本・当局・神奈川県警一体となった弾圧など何も恐れるものなどありません。不当弾圧にはさらなる怒りを! 「10倍返し!」- これこそ最大の反撃です。
本気の怒りを神奈川県警に叩きつけよう!
(神奈川労組交流センター W)
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