東北大 里見ビジョン粉砕するぞ 全国学生が結集し集会・デモ
11月26日、東北大学川内キャンパスで「ブラック企業化宣言=『里見ビジョン』粉砕!11・26東北大学集会」を開催しました。
現在、東北大学では里見進総長が発表した「里見ビジョン」による一層の「産官学連携戦略」が狙われています。東北大学は、東北電力会長・高橋宏明が経営協議会に入り、医学部教授・室月淳を福島県民健康管理調査検討委員会に送り込み、福島県民への棄民政策に深く関わる「原子力ムラ」です。
他方で、学生寮を民間資本に売り渡し、サークル活動への規制強化を強めようとしています。そのために学生を分断し、学生自治を破壊しようとしています。また、「里見ビジョン」の冒頭には「政府の大学改革と連携し」と明記されており、これは安倍政権の新自由主義政策を率先推進するものでもあります。
全国学生とともに打ち抜いた昼休み集会は大注目の中、東北大生からの多くの飛び入り発言もあり大成功でした!
集会冒頭、東北大学自治会の青野弘明委員長がアピール。「東北大学は『ブラック企業大賞2013特別賞』を受賞しました。しかし一切反省せず、里見ビジョンを推し進め、一層大学をブラック企業にしようとしている。学生自治会を発展させ、学生の怒りで粉砕しよう」と意気高く宣言しました。
続いて全国から法政大、京都大、広島大の仲間が連帯アピールを行いました。そして東北大生が次々と発言! 「大学の基礎は自由。こんなことを見過ごすわけにはいかない」「必要なことは第一に、考えること。第二に、行動すること。第三に、団結すること」。まわりを通る学生からも「そうだ!」などの声が上がりました。
解放的な雰囲気の中、学生支援課までデモを行い「里見ビジョン」の撤回を求める集会決議を提出しに行きました。しかし、学生支援課は最初から集会決議の受け取りを拒否。5分ほどやりとりをしていると、突然カーテンとホワイトボードで目隠しをして窓口を閉めるという、まさに「ブラック企業」さながらの許しがたい対応です!
全国学生は学生の大注目の中、シュプレヒコールをあげ、高揚の中で集会を終えました。
夕集会(写真)でも昼に飛び入りした学生が参加し再び発言するなど大高揚をかちとりました。
青野委員長が「『里見ビジョン』を撤回させ、戦争・原発再稼動に突き進んでいく安倍政権を打倒する学生自治会を目指して今年も自治会選挙に立候補する。大学・社会を変える力が学生にはある」と基調を提起し、拍手喝采。ふくしま共同診療所から杉井吉彦医師が発言し「多くの福島県民から弾劾されている検討委員会に後から入るという時点で室月淳は確信犯。これからもふくしま共同診療所は活動を続けていく」と連帯を表明してくれました。昼に続いて法大、京大、広大の学生から、さらに沖縄大学など全国の大学が発言しました。11・26東北大集会は大成功しました!
東北大では今、学生自治会選挙に突入しています。選挙は11月28日~12月6日までです。全国学生は青野統一候補と連帯し、全国大学に学生自治会を建設しよう!(東北大・S)
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