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革共同政治集会、萩原進さんの遺志継ぎ14年決戦へ決意固める

s20131225a-1.jpg 12月22日、東京・北区赤羽会館で革共同政治集会が開催され、首都圏を中心に750人が結集した。集会冒頭、三里塚芝山連合空港反対同盟事務局次長・萩原進さんの急逝が司会の学生から伝えられ、参加者全員で1分間の黙祷を行った。47年を超える三里塚闘争の最前線に一貫して立ち続けた萩原さん。そのあまりにも突然の訃報に誰もが言葉を失い、深い悲しみを覚えずにはいられない中で、集会は萩原さんの遺志と不屈の闘魂を断固引き継ぎ、勝利の日までともに闘う決意を参加者全員で打ち固める場となった。
 集会の基調報告は「国鉄・反原発・改憲阻止・星野奪還決戦へ、青年労働者・学生の決起で新自由主義を打倒する!」と題して深田力同志(中央学生組織委員会議長)が提起した。

s20131225a-2.jpg 深田同志は最初に「本日の集会を、萩原さんの闘いと戦闘精神を引き継いで絶対に勝利する、とりわけ市東孝雄さんの農地を絶対に守り抜くことをあらためて誓い合う場にしたい。そして、2014年に向かって参加者全員が団結を固め突き進んでいくものとして基調を提起したい」と切り出した。「この11~12月の安倍政権の大反動、何より特定秘密保護法案に見られる戦争・改憲への動きが進み、そしてそれに対する数万、数十万の労働者人民の怒りが大爆発した。その中で新自由主義の先兵=猪瀬が打倒された。首都は2月都知事選に向け政治決戦のるつぼになる。沖縄もまた辺野古新基地をめぐる決戦に入る。われわれがこの決戦の最先頭で闘い、労働者人民と大胆に結合して『国鉄・反原発・改憲阻止・星野同志奪還』の闘いを力強く発展させよう」――革共同を代表した深田同志の訴えに、集会全体が決意をひとつにした。
 続いて深田同志は、集会の獲得目標として「①『改憲阻止・安倍打倒! 新自由主義・日帝打倒!』の14年決戦に突き進もう! ②獄中39年の星野同志を奪還する14年決戦にしよう! ③“革共同50年史”である『現代革命への挑戦』を武器に、革共同を巨大な青年・学生の党として発展させよう!」の3点を提起した。深田同志が、ついに刊行された『現代革命への挑戦』を掲げ、その最初のページに載った1985年11・28動労千葉ストライキの写真(津田沼電車区)を紹介すると、会場から大きな拍手が巻き起こった。
 深田同志は「2013年決戦の全体を総括する上でとりわけ訴えたいのは、革共同は〈国鉄決戦の党〉であり、国鉄闘争に勝利して日本の労働運動の主流派になる党、国鉄労働者とともに革命をやりぬく党であるということです」と提起し、清水丈夫革共同議長が『現代革命への挑戦』の序章に記した次の一文を紹介した。
 「動労千葉が切り開いた地平は巨大である。これは断じて過小評価されてはならない。この動労千葉の国鉄分割・民営化阻止のストライキとこの闘いでの勝利は世界史的意義をもっていると言って過言ではない。いわば戦後労働運動史におけるひとつのパリ・コミューンの戦取なのだ」――この提起を受け、動労千葉とともに進み勝利する党として革共同を建設していく決意が会場全体にみなぎった。さらに深田同志が、動労千葉鉄建公団訴訟控訴審の9・25判決の核心について、「国鉄分割・民営化の違法性・不当性を認めさせた。それは26年間にわたる1047解雇撤回闘争は正義だったと認めさせたということだ。日帝国家権力をここまで追いつめ、力関係を転換するテコをついに握りしめた」と提起すると、会場から大きな歓声が起こった。
 さらに13年決戦の総括として、「国鉄決戦の全産別への拡大」「国鉄決戦と一体となった反原発闘争の前進」「2度の全国集会の成功と『愛と革命』の発刊をかちとった星野同志奪還の闘い」「三里塚・沖縄闘争の前進と全国水平同盟を結成した部落解放闘争」「青年労働者運動と学生運動の力強い発展」「国家権力中枢のスパイ荒川を摘発・打倒した勝利」が提起され、それらの土台に地区党の団結を軸とする「党と労働組合の一体的建設」があったことが確認された。
 そして深田同志は、今日の情勢の核心として「世界大恐慌の深化は〈大失業・戦争・革命〉を生み出す」ことを確認し、それを踏まえて来たる14年決戦を「国鉄・反原発・改憲阻止・星野同志奪還」を四つの柱として闘うこと、革共同を「労働運動をできる党」へ飛躍させることを訴えた。とりわけ、当面する1~3月決戦について、国鉄・最高裁決戦への決起と3・11郡山大結集を強調し、さらに急逝された萩原進さんが提起した3・23三里塚全国集会(東京・芝公園)へ総決起することを呼びかけた。
 最後に『革共同50年史』を武器に「青年・学生の党」として革共同を建設していくことを呼びかけ、「党と労働組合の一体的建設」「機関紙『前進』1万人読者網と非合法・非公然党の建設」「青年・学生の獲得」を訴えて基調提起を締めくくった。
 集会では最初に革共同東京都委員会、関東地方委員会から報告と決意が表明された。東京都委員会の同志は、「猪瀬打倒から2月都知事選に向けて、首都は巨大な政治決戦となる。国鉄闘争を武器に猪瀬・石原・安倍を串刺しにして打倒し、革命的議会主義の真価を発揮して14年7月杉並区議補選を断固闘う」と決意を表明。関東地方委員会の同志は、「安倍政権の攻撃のすべてが『戦争か革命か』を問う決戦になる。改憲攻撃とは国鉄闘争解体攻撃だ。JR平成採の青年の獲得に革命の成否をかけて挑戦し、ライフサイクル粉砕決戦に必ず勝利する。百万人を組織する青年のリーダーを登場させ、14年決戦で労働組合の権力をとる」と力強く宣言した。
 基調報告に続いて、特別アピールとして3・11郡山現地闘争へのアピール、国鉄決戦へのアピール、マルクス主義青年労働者同盟とマルクス主義学生同盟・中核派からそれぞれアピールが行われた。
 集会の最後に決意表明として、全学連三里塚現地行動隊、闘う弁護士、革共同救援対策本部、自治体労働者委員会、教育労働者委員会、全逓労働者委員会、合同・一般労働者委員会、全学連、マル青同の同志がそれぞれ発言に立った。三里塚現地行動隊の同志は、「萩原さんは最後の最後まで革共同とともにあった」と声をつまらせながら語り、萩原さんの遺志を継承して3・23芝公園集会へ、そして市東さん裁判勝利へ総決起することを呼びかけた。全学連の斎藤郁真委員長は「3・11郡山反原発行動の大成功をかちとり、福島大、沖縄大、そして法大に学生自治会を再建し、百万人を動かす学生運動をよみがえらせる」と決意表明した。マル青労同の同志は第10回大会の歴史的大成功を報告し、「ついにマル青労同は、JRの中に青年労働者の指導部を建設する闘いに踏み出した。今こそ『前進』読者網1万人建設をかちとり、青年の指導部を全地区につくりだそう。国鉄新10万筆署名を貫徹し、最高裁決戦に勝利しよう」とアピールした。
 最後に参加者全員でインターナショナルを斉唱し、革共同を「国鉄闘争に勝利する党」「労働運動をできる党」「青年・学生の党」として建設していく決意と熱意にあふれた集会を締めくくった。(MY)

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