都政を革新する会が杉並で旗開き、都知事選勝利と区議補選へ燃える
1月19日、都政を革新する会が杉並区荻窪で旗開きを盛大に開催した。区民や闘う労働組合、諸団体など140人が参加し、鈴木たつお弁護士を推し立てて都知事選挙に一丸となって躍り込んでいく態勢を整えた。「全力で鈴木さんの勝利をかちとるために、燃えに燃えて年頭から闘う」。都革新代表の長谷川英憲さんの開会あいさつにも力が入る。会場全体はすでに都知事選決戦モードだ。
さっそく、鈴木たつお弁護士が立候補にあたっての決意を表明した。「新自由主義は社会をずたずたに破壊している。安倍倒せは地の声だ。1千万有権者の渦巻く怒りと結合するのが都知事選挙だ」
韓国民主労総のゼネスト、改憲を阻止し続けてきた動労千葉のストライキ、「バリスタ」と呼ばれるイギリスの弁護士7千人の社会福祉予算削減に反対するデモとスト――鈴木弁護士はこうした闘いに突き動かされて立候補を決断したという。どこまでも労働者民衆とともに歩む候補だ。「東電の最大株主は東京都だ。柏崎刈羽原発の7月再稼働はとんでもない。まず東電配下にある原発はただちに廃炉決定する」「福島の問題、労働者の権利の問題、都市の構造の問題からしてオリンピックは返上だ」という鮮明な主張に、参加者は満場の拍手で応えた。
福島の怒りをともにするのが都知事選である。福島からは、ふくしま共同診療所の松江寛人院長があいさつに立ち、「甲状腺がんが発見されても、県は原発事故とは関係ないという。とんでもない話だ」と福島の現状を報告した。福島市の椎名千恵子さんも、「“福島は安全だ”と言うために、子どもたちを外にかりだす。子どもたちの未来を守るためにオリンピックは返上だ。本当のことを言っていく都知事選にしよう」と、ともに選挙戦を闘う決意を語った。地域の医療機関からは「今、過重労働による疾病がすごく多い。資本主義の問題だ」と資本の攻撃から自分と仲間を守る重要性を訴えた。
ここで、都知事選と一体で7月杉並区議補選に立つ都革新事務局長の北島邦彦さんが、今の時代とこれに立ち向かう方針を全面的に提起した。北島さんは「危機に陥っている支配層、新しい闘いを進めていこうとしている労働者民衆の側、そのせめぎ合いの中で都知事選がある」と明らかにした上で、「私たちが権力をとる準備があるものとして手を挙げる。階級的労働運動を再生させ、反原発運動も社会を変革する運動として前進させる。このことを全国、全世界の仲間たちに知らせよう」と意気高く訴えた。そして「ぐらぐらになっている既成政党に対し、都革新は一つの党として真正面から激突して勝利する」と新たな挑戦に踏み出すことを宣言した。
乾杯の後、テーブルを囲んで食事をとりながら交流を深めた。
後半の冒頭、動労千葉、三里塚反対同盟の市東孝雄さんと萩原富夫さんからのメッセージが読み上げられた。革共同の天田三紀夫書記長が、都革新とともに都知事選と区議選を闘い抜く決意を表明。地域の闘う仲間からは、鈴木弁護士を断固支持して都知事選を闘う発言が次つぎと寄せられた。東京西部ユニオンの吉本伸幸委員長は「労働組合が屈服してものを言えなくなったからこんな時代になった」と舛添支持の連合東京を弾劾、「職場から都知事選を14春闘と一体で闘う」と発言。鈴コン分会共闘会議呼びかけ人の花輪不二男さんも「鈴コン分会も勝利する。鈴木さんの勝利もかちとろう」と呼びかけた。
さらに、「命を守る闘いは絶対反対を貫く以外にない」(すべての原発いますぐなくそう!全国会議の織田陽介事務局長)、「被曝労働を部落の兄弟が担ってきた。原発廃止とは差別を、非正規労働をなくすことだ」(全国水平同盟杉並支部の狩野正幸書記長)、「労働者としてまっすぐ生きていくためには鈴木弁護士しかいない」(東京西部ユニオンアメリカン・アパレル分会の富田翔子さん)、「星野文昭さんの困難な再審を鈴木さんが引き受け21年。鈴木さんは私にとっての誇るべき同志だ。全国25の会の総力を挙げて都知事選に向けて闘うことを決議した」(星野文昭さんをとり戻そう!全国再審会議の狩野満男さん)と発言が続いた。
最後に北島さんの音頭で団結ガンバローで旗開きを締めくくった。(KZ)
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