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「闘う日教組を奪い返そう!」日教組教研集会で1万参加者に訴え

s20140201c.JPG 日教組の全国教研が、1月24日から26日にかけて滋賀県で行われました。今年は金曜日からの開催でしたが、超多忙な全国の学校現場から、全体集会には休みを取って約3000人、のべ1万人が参加しました。右翼の街頭宣伝を口実に、滋賀県警は全体会場の滋賀県立体育館周辺の市道約1キロを通行止めにする臨時交通規制を行いました。日教組本部は、組合員であってもIDカードがなければ、会場への貸し切りバスへの乗車や会場への入場を認めず、IDカードの発行を制限しました。会場には十分空き席があるのに、組合員が自由に参加することのできないものでした。それでも、日教組運動を発展させたいという思いで、全国から組合員が参加したのです。

 私たちは、朝と昼の2回にわたり、物々しい警戒を打ち破って十数人で登場しました。大津駅や膳所駅など主要なバス乗り場や移動で使う駅で、「『民営化絶対反対』は社会を変える! 労働組合潰し、改憲・戦争の安倍政権を打倒しよう!」「闘う日教組をうばい返そう!」の全国労働組合交流センター・教育労働者部会ビラと大阪市の「『君が代』不起立処分撤回を求める人事委員会闘争ニュース」を1000枚近くまききりました。自分から手を出す人、「ごくろうさん」と声をかけてにっこりする人、参加者の多くがビラを受け取りました。東京都知事選こそは日教組をつくりかえる大チャンスであり、鈴木候補とともに職場で団結をつくろうと訴えました。動労千葉の最高裁宛「解雇撤回・JR復帰の判決を求める」10万人署名にも次々と応じ、民営化・外注化反対の闘いが浸透していることが感じられます。
 組合員は、仲間が日々病で倒れる過重労働、教育破壊攻撃、青年が生きていけない現状を強いている社会の有り様を変えたい、そのためにも「もっと闘う日教組を」と求めていることが、ビンビンと伝わってきました。私たちは、国鉄闘争が切り開いた勝利的地平の上に、教育の民営化=日教組潰し、全員解雇・非規職化、過重労働攻撃との絶対反対の闘いを分会・職場で進め、階級的団結をつくりだすことに奮闘してきました。この闘いの発展の中でこそ、「過重労働で殺されてたまるか!」という痛切な教育労働者の怒り、とりわけても青年の怒りと結びつき、拠点教組をつくりだし、闘う日教組を奪い返すことができると確信を深めました。(大阪・K)

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