7・11~13自治労全国保育集会(さいたま) 子育て新制度絶対反対訴え
台風一過の炎天下、さいたま市で3日間にわたって開催された自治労全国保育集会初日の7月11日、会場前で地元埼玉の仲間を先頭に、労組交流センター自治体労働者部会や婦人民主クラブ全国協議会、さいたまユニオンなど27人の大部隊が宣伝・署名行動を展開。2日目も署名行動を行いました。
11日は、35度を超える暑さを吹き飛ばす迫力で、参加してくる1500人の保育労働者・組合員にアピールし、集まった国鉄新10万筆署名は101筆。いたるところで議論となりました。「『命よりカネもうけ』の保育は絶対反対!団結してたたかえば勝てる! 新制度は子どもの命を奪い労働組合を破壊する」と訴える私たちのビラは、参加者のほとんどが受け取ってくれました。
労組交流センターに結集する保育士や保育園の現業労働者、婦人民主クラブの仲間が次々と訴えました。「毎日、人員不足の中、必死で現場を回している私たちには本当のことを何も知らせないまま、国・自治体・労働組合本部が、来年4月の子ども・子育て新制度実施へがむしゃらに向かっています。『保育士の人材難』は『もうやってられない!』という怒りの表明そのものです。ミスやトラブルを私たち労働者のせいにし、その上に非正規化と過重労働を押しつける、そんなことは許さない! 『じっとしていろ』と言われて殺されるのはもうたくさん! フクシマの子どもたちを守らない安倍政権が集団的自衛権や武器輸出で『国民を脅威から守る』と言って、いったい誰が信じるでしょう。国会前には数万の人びとが怒りの行動に立ち上がっています。今こそ闘う労働組合をよみがえらせ、安倍を打倒し、新制度をぶっ飛ばしましょう」
自治労本部と警察権力、施設管理者が多人数で宣伝活動の妨害に来ましたが、はね返して最後まで貫徹。その状況を見ていた保育士志望の2人の青年が、「こんなこと(弾圧)をやっているから戦争になるんだ」と言って署名をしてくれました。戦争も民営化も同じ。みんな怒りはひとつです。
7・1集団的自衛権閣議決定で戦後史は分岐点を越え、戦争か革命かの歴史選択を問う2010年代中期階級決戦が本格的に始まりました。戦争と民営化に協力する連合・自治労本部・体制内労組幹部を打倒し、戦争協力拒否、民営化絶対反対で闘う労働組合の団結を職場からつくり出しましょう。(K)
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