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羽越線事故9年目 JRを弾劾し、「動労総連合をつくろう」をアピール

20150102a-1.jpg 死者5人を出した羽越線事故から9年目の12月25日夕方、新潟駅前で、国鉄闘争全国運動・新潟、新潟地域一般労組、新潟県労組交流センターは街宣活動を行った。JRをはじめ青年労働者が次々とマイクを握り、「JRは羽越線事故の責任を取っていない。事故を自然災害でごまかすな。今日の列車が大混乱したように、JRは駅ナカビジネスや鉄道輸出で儲けようとして、安全を崩壊させた」「命より金儲けはJR職場も同じ。新津車両製作所を外注化したが、大破産した。連日の残業で仲間が疲れ、労災事故が多発している。ブラック企業の親玉はJRだ」「動労千葉、動労総連合は青年にとって希望の星だ。最高裁署名に協力を」「2・15国鉄集会に結集しよう」と訴えた。

 当日の事故現場(山形県庄内町)で開かれた追悼慰霊式では、富田JR東日本社長が「自然災害の研究をやっていく」とあくまで事故原因を風雪として開き直った。しかし、この日の一番列車が新潟駅発車直後にパンタグラフを吹き飛ばす事故を起こして1万2千人近くが足止めされ、「雪もないのに、またか」「相次ぐ列車の運休と遅延のために解雇される」という怒りが満ちあふれた。安全の崩壊を自然災害でごまかすペテンは通用しない。
 昨年、JR東日本は、労災で下請け社員5人の命を奪い、列車指令3人を自殺に追いこんでいる。JR資本は労働者の生き血を吸って生きている。しかも、3・14ダイ改=北陸新幹線開業による信越線・北陸線の一部の第三セクター化は、JR社員180人を片道切符で強制出向させるだけでなく、沿線地域に低賃金と非正規職化を拡大し、自治体財政をさらに逼迫させる。JRが地方を崩壊させている。こうした満ちあふれる怒りと結合し、2・15国鉄集会の大成功を勝ち取り、安倍・葛西体制、JR体制打倒へ突き進もう。
(M)

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