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2015年国際婦人デー宮城集会(3・1) 豊中市職員組合の深町さんが講演

20150305a-1.JPG 3月1日、仙台市で婦人民主クラブ全国協宮城支部とみやぎ労組交流センター女性部の共催で、2015年の国際婦人デー宮城行動が闘われました。冷たい雨を吹き飛ばして、昼の繁華街での街宣活動の後、50人の会場を満杯にして講演集会を行いました。「戦争阻止!原発再稼働反対!非正規職撤廃!民営化反対!――女性は〝安倍打倒〟で輝こう」が集会タイトル。仙台市職労の仲間が、宮城の女性労働者たちで討論しながら作り上げた主催者あいさつを自らの想いをこめて提起しました。

20150305a-2.JPG 講演は大阪からかけつけてくれた婦民の大阪北支部の会員であり、豊中市職員組合の深町加代子さん。
 深町さんのお話は終始、元気よく明快でした。「安倍の戦争政治は、労働組合をつぶせていない一点で破綻している」「大阪では『サービス残業当たり前』などと言って登場した橋下知事に対して女性部を先頭に2009年3月橋下打倒の大きなデモをやった。すると4月には私に対して解雇攻撃。翌年には女性部解散。すごい早い攻撃だったが、解雇撤回闘争の過程でつながった仲間と『保育所の民営化を許さない会』をつくって保育所の民営化をとん挫させている。さらに非正規職化攻撃に対して『非正規化を止めるためなら欠員やむなし』と労働者が決起している」「動労千葉の船橋事故闘争に学んで『悪いのは当局や』と解雇攻撃をはねかえせた」「大阪市職の仲間の闘いが刺青裁判、組合事務所裁判と立て続けに橋下に敗北を強制した」「戦争・民営化・労組破壊に対する絶対反対の闘いが勝利を生む」
 また、「女性は幾重にも分断され、日々家族を食べさせ安全に暮らせるようにと必死なために、普段は非常に保守的に見えるが、支配者が食べさせていけなくなった時には生きるために猛然と決起する」と、西郡や港合同の女性たちの闘いを紹介しました。さらに「拠点労組の周辺をとりまくソビエトを建設しなければ革命は成長させられない。そこに婦民が必要だ」「フクシマの怒り、中でも女性の怒りは根源的だ。福島支部は決定的だ」「人はギリギリまであまり来ないで、もうこれしかないとなったらドガーンと来る。確信もって闘おう!」としめくくりました。笑顔と勇気を会場にもたらした講演でした。
 続いて、福島から3・11集会への訴えを椎名千恵子さんから受けました。「2月3日にデッチあげ逮捕されたA君が24日に不起訴奪還されたこと。この弾圧との闘いの過程で、労働組合や青年、学生の中で議論をつくり出し、過激派キャンペーンに風穴をあけることができた。3・11を前に前倒しの勝利感がある」と3・11へ攻め上ろうとアピールされました。昨年に続いて福島支部から多数の婦民会員がかけつけ、集会の成功のためにともに闘ってくれました。
 質疑討論の中で、福島のこと、「イスラム国」のこと、子どもの貧困のこと、国際連帯のことなどさまざま討論になりましたが、深町さんの「われわれには闘い方はもうあるで! 動労千葉の船橋事故闘争と動労水戸の被曝労働拒否闘争や!」ときっぱりと答えていたのが熱く心に残りました。
 国際婦人デー闘争を宮城、福島の地区党の闘いとして取り組んだこと、準備の過程で時代認識や労働組合をめぐって激論しながら団結をつくってきたことが大きなスッテプになりました。(A)

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