沖縄全島ゼネストへ国際通りデモ 飛び入り参加が続々
「すでに昨日から安倍政権打倒、辺野古新基地建設絶対阻止の全島ゼネストを訴える私たちのビラやパンフが多くの労働者の手に吸い込まれるように渡っています。安倍政権は絶対打倒できます! 辺野古新基地建設は絶対に阻止できます! その闘いは全島ゼネスト以外にありません。5・15沖縄から世界は変わった、そういった闘いを切り開いていきましょう!」――5月16日午後、沖縄県庁前で沖縄の労働者が第一声を上げた。
昨日から平和行進に集まった全国の労働者に6・7国鉄集会への結集を呼びかけるタブロイドを手渡し、日本IBM・ビジネスサービス労組(IJBS労組)の解雇撤回署名を集め、何よりも5・17県民大会への10万結集=全島ゼネストを訴えて精力的に活動してきた労働者・学生が高揚感をみなぎらせて集まった。
IJBS労組の解雇当該、仲宗根光洋書記長がマイクを握り、「今から全島ゼネストを呼びかけるデモに突き進もう。今も右翼がワーワー言っていますが、沖縄に基地は絶対にいらない! 何が中国の脅威だ! 全島ゼネストで中国の労働者、世界の労働者と連帯しよう」と力強く呼びかけた。沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長が続いた。右翼の宣伝カーを一蹴し、安倍政権による安保関連法案の5・14閣議決定を弾劾し、「安倍政権への怒りが一番先頭で爆発しているのが沖縄だ。中谷防衛大臣が『辺野古が唯一の解決策だ』と言った。さらに沖縄に基地は必要だと中国脅威をあおった。沖縄をもう一度、戦場にするのか! 絶対に許せない!」と訴えた。
「辺野古新基地建設を阻止するぞ! 安保法制を阻止するぞ! 安倍政権を打倒するぞ!」のシュプレヒコールを上げ、一気に国際通りデモに飛び出した。沿道からの反応はすごい。商店から飛び出して「安倍は絶対にだめだ!」「新基地は絶対ダメだよ」とデモ隊に呼応する人、誰もが「辺野古新基地絶対阻止!」「安倍政権の戦争法案反対!」「安倍政権打倒!」のシュプレヒコールを一緒に叫んでいる。「全島ゼネストをやろう!」の呼びかけに、「沖縄は何度もゼネストをやったよ」の声が返ってくる。
「辺野古への米軍新基地建設阻止抗議行動はいつ、今でしょう」「安倍政権が沖縄県民への強権的、理不尽による非民主的扱いへの抗議行動はいつ、今でしょう」と自筆のビラをまいて5・17県民大会を呼びかけていた男性がデモに合流! 「沖縄の問題は沖縄にとどまらない。命は一つしかない大事なもの。行動で世の中を変えていく、行動は今でしょう。一人でも闘います」と、デモ直後のIJBS第2回総会にも参加した。デモへの飛び入り参加は中学生や労働者など続々。沖縄の怒りはまさに沸点に達している。あとは「奪われたすべてを奪い返す時が来た!」「全島ゼネストに立ち上がろう!」の訴えを隅々まで届けられるか。5・17県民大会から全島ゼネストに突き進もう。(K)
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