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石川さんと連帯し東京狭山集会 不屈の闘い共に 水平同盟の支部建設を

20150529a-1.JPG 5月23日、無実の部落民・石川一雄さんが不当逮捕されて52年を迎えた。これを糾弾し第3次再審闘争の勝利に向け、各地で狭山集会が開催された。
 東京集会は部落解放東日本共闘会議が主催し、江東区亀戸文化センターで開催された。開始前の亀戸駅街宣で集会を知った2人を含め95人が参加した。関西に続き東京・関東で全国水平同盟の支部を建設し、その力で狭山裁判の再審を実現する意欲と決意に満ちた集会としてかちとられた。

 連帯のあいさつを星野文昭さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の戸村裕実共同代表が行った。多くの証拠が開示されながら再審が開始されないことへの石川さんの思いを共有し、戦時司法への転換と対決し、ともに全証拠の開示、再審へ闘おうと呼びかけた。
 石川さんの5・23アピールが紹介された。「この間の再審事件を見れば、現在の裁判所は、真相を究明し、積極的に無辜(むこ=無実の人)の救済をしようとする姿勢を感じ取れない」「第3次再審こそ絶対に無罪を勝ち取らねばなりません」「全身全霊をかけて闘い続けて参る」。日帝最高裁・寺田体制を弾劾し、不屈・非妥協で闘い勝利する石川さんの決意に参加者は拍手で応え、ともに闘うことを誓った。
 基調報告を岩本正治事務局長が行った。「戦争反対、非正規職撤廃の闘いと一体で狭山闘争を爆発させ、第3次再審闘争に勝利しよう。韓国・沖縄―全世界はゼネスト情勢にある。これと連帯する6・7国鉄集会に3千人を結集させ安倍を打倒しよう」と呼びかけた。
 6団体が闘いの報告と決意表明を行った。
 東京東部ユニオンの小泉義秀委員長は「東部では、東洋モスリン亀戸工場での争議のように、分断を越えてともに闘った歴史がある。労組建設と一体で水平同盟の支部をつくる」と言明した。
 動労千葉の川崎昌浩執行委員は、この間の組織拡大を報告し、解雇撤回10万筆署名の達成と6・7集会への組織化を訴えた。動労水戸の執行委員は、被曝労働を強制する常磐線全線開通阻止へ闘う決意を述べた。東京労組交流センターの佐藤賢一運営委員は「橋下打倒の根底には労働者の怒りがあった。出発点は一人の決起だ」と強調した。全学連の森幸一郎書記次長は「亀戸街宣で、社会の差別と職場での分断が密接に結びついていると再確認した」と語り、沖縄大と京都大での自治会選挙を闘い安倍を打倒する決意を述べた。
 全国水平同盟からは杉並支部の狩野正幸書記長が発言した。狭山闘争の階級的復権に向けて星野闘争との共同街宣、解放講座に取り組んできたと報告。「西郡支部の闘いから高槻支部結成へと組織を拡大してきた。階級的労働運動の推進役として水平同盟がある」と力を込めて語った。
 まとめと行動提起を全国水平同盟の田中れい子書記長が行った。「沖縄のように国家権力に屈しない石川さんの52年の闘いを私たちの闘いとして貫く」「生きるための合同労組の闘いが次の社会をつくる基本」であると訴え、東京高裁要請行動、7・19全国水平同盟第4回大会への参加を呼びかけた。
 最後に、大西文夫事務局次長の音頭で、団結ガンバローを行った。(T)

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