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トリプル改定反対 地域医療交流会が高槻で街宣とデモ

雨の中を元気にデモ(6月2日 高槻市)

6月2日午後、地域医療交流会はJR高槻駅の陸橋で「戦争反対 医療を奪うな大行動」としてトリプル改定(診療・介護・障害福祉サービス報酬改定)反対のリレートークとデモを行いました。高槻医療福祉労組と八尾北医療センター労組を中心に、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部など30人以上の闘う仲間が結集し、次々と訴えました。
まず、地域医療交流会を代表して八尾北医療センターの末光道正院長がマイクを握りました。末光院長は「今回の改定で、医療だけでも1200億円が削減される。軍事費2倍化と一体の、『命を守る』医療から『命を奪う』戦時医療への転換だ」と切り出し、「第一に、どんな病気でも3カ月同じ薬でいいはずがないのに90日分の投与を認める。第二に、医療機関の収入が減って倒産が続出し、大病院を追われた生活習慣病の患者さんは近くの診療所も奪われてしまう。第三に、医療費削減で命を奪い、(軍事費に回された予算が)兵器になってさらに多くの命を奪う」と攻撃を暴露しました。
そして「週1回はデモをしましょう。音楽に合わせてシュプレヒコールはカラオケより身体にいいです。悩み事は仲間に相談しましょう。団結すれば新しい力がわき出ます」とユーモアを交えて語り、「二度と戦争を起こさないと立ち上がった地域医療の原点に立ち返り、パレスチナ人民の闘いに連帯しましょう」と話をしめくくりました。
続いて地域医療交流会の西沢いづみさんが「医療は治すことだけが目的ではなく予防が大事。これと同じように、戦争をさせないことが大事です。今こそ行動を起こす時です」とアピールしました。
関生支部からは8・6広島暴処法弾圧弾劾の熱烈なアピールが発せられました。
さらに、八尾北医療センター労組の藤木好枝委員長、高槻医療福祉労組の村山裕子書記長、そして医療・介護現場の仲間が次々と発言。保険料が払えず治療も受けられない実情がある中、薬代を一部5割負担にし、自由診療を拡大し、安心・安全・効能チェックの責任を取らず、国民皆保険制度に風穴を開け解体するトリプル改定に反対しようと訴えました。訪問介護とケアマネジャーの仲間は、今改定で訪問介護の報酬が切り下げられ高齢者が地域で生きることが困難になることに対し、これは「老人など早く死ね」という攻撃だと弾劾しました。
中国侵略戦争と8・6広島弾圧に反対するアピールも交え、降り始めた雨の中を元気に高槻城址公園までデモ行進し、6~7月闘争の火ぶたを切りました。(八尾北医療センター労組・木下徳美)

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