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いわきで星野絵画展 国鉄・原発・星野闘争は一体

20151204a-1.jpg 11月22日〜23日、安倍政権の福島圧殺と闘う最前線・福島県いわき市で初めての星野絵画展を開催しました。動労水戸が被曝労働拒否・常磐線延伸絶対反対を掲げて幾たびもの集会、デモ、ストライキで闘い、「けっして打ち倒されないもの」をつくってきたいわきでの待ちに待った絵画展でした。(写真)
 来場者は2日間で約150人。ビラを受け取った人、地元紙『福島民友』やタウン誌を見て来た人、教会に置いてあるビラを見て駆けつけた人。一度来場して「良かったよ」と友人を誘い、絵画展は口伝えに広がっていきました。

 星野さんの絵を前にして来場者の思いがあふれるように語られました。
 病気の子どもを抱え一時は自殺まで考えたというお母さんは、星野さんのプロフィールを知り、「私も負けないよ」と自らビラまきを始めて何人も連れて来てくれました。3・11から1週間後に避難所で夫を亡くされた女性は、「3・11母の祈り」の絵の前に立ち、自分の思いと重ね合わせていました。反原発金曜行動の仲間が「星野さんに手紙を書きたい」と言ってきました。
 さらに、劣悪な職場を変えようと苦闘する女性労働者たち、「これは松川事件と同じだね」と年配の男性、そして沖縄の基地労働者。
 アンケートもたくさん寄せられました。「大変な中で描かれた絵、心に響き、涙が出ました」「優しい気持ちでいつまでいられるか分かりませんが、こんな気持ちは久しぶりでした。ありがとうございました」と。
 先の見えない福島の中で、一人ひとりが星野さんを思い、励まされ大切な何かを感じとっています。
 絵画展開催に向けて動労水戸、いわき合同ユニオン、NAZENいわきの仲間は幾度も議論し互いに団結を深めていきました。労組オルグ、教会回り、ビラまきやポスターの依頼、徳島刑務所への抗議文の作成と、皆が星野さんとつながって闘いました。解雇撤回を闘う青年労働者は「星野さんの『奪われているすべてを取り戻す』とは、自分の闘いと同じような気がする」と振り返っています。国鉄闘争・動労総連合建設と星野闘争がまさに一体であることが実感されました。
 今回の絵画展で、いわきの地に全国各地に続く星野奪還闘争の拠点を打ち立てていく大きな一歩を踏み出しました。(動労水戸・A)

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