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東京・関東に拠点を 部落解放東日本共闘が総会 階級的労働運動進め

20151224a-1.JPG到達地平に確信
 部落解放東日本共闘会議の第24回総会が12月20日、東京・文京区の全水道会館で開催され、東京・関東から60人が結集した。結成以来23年にわたる闘いの到達地平に立った、歴史的な総会としてかちとられた。
 司会の動労水戸執行委員が開会を宣言し、主催者あいさつを田中康宏議長(動労千葉委員長)が行った。
 田中議長は、東京の清掃・屠場(とじょう)職場を例に、「労働運動の最強の拠点は、同時に部落解放運動の拠点だった。労働運動と部落解放運動が一体となって歴史を動かしてきた」ことを押さえ、「その方向性を与えるのが階級的労働運動だ」と強調した。

連帯のあいさつを、星野文昭さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の狩野満男共同代表と合同・一般労組全国協議会の吉本伸幸代表が行った。
 議案の総括を岩本正治事務局長が、方針を大西文夫事務局次長が提起した。この1年、部落差別は労働者階級に対する分断攻撃であると規定して闘い、勝利してきたことがしっかりと確認された。そして16年は、非正規職撤廃・狭山闘争勝利を掲げ、動労総連合と合同・一般労組全国協の建設を進めることをとおして東京・関東に闘う労組拠点と全国水平同盟の支部を建設することが打ち出された。また、改憲阻止・安倍打倒の参院選決戦をもてこにこの闘いを推進することが提起された。
幹事団体が討論
 久原正子全国水平同盟委員長からのメッセージが紹介され、各幹事団体が議案を深める討論を行った。
 動労千葉からは、新たに幹事に就く繁沢敬一副委員長が部落解放闘争への意気込みに満ちて、この間の動労千葉の闘いを報告した。動労水戸からは、初代事務局長を務めた辻川慎一副委員長が発言。「23年前、解放共闘をつくっておいてよかった」と感慨を込めて語り、ライフサイクル強制配転阻止へ12・18、19第1波ストに続いて年始ストを宣言した。
 東京からは、なんぶユニオンがまず発言した。「品川区のJR大井工場(東京総合車両センター)には、あらゆる分断がある。非正規職労働者の中に部落の労働者がいる。組織化するためにも動労総連合を東京につくる」と決意を表明した。
 狭山集会と11月労働者集会に向けて駅頭や地域で情宣活動を行ってきた北部、東部、三多摩の労組交流センターから組織建設に向けた意欲的な発言が続いた。
 さらに、全国水平同盟杉並支部の狩野正幸書記長が「狭山闘争の解体を許さず石川一雄さんと連帯して闘う。非正規職を撤廃させる」、全学連の森幸一郎書記次長が「改憲阻止の全国大学ストに向け闘う」と決意をそれぞれ表明した。
 討論のまとめを杉並支部の田中れい子支部長が行い、「階級的労働運動が水平同盟をつくった」と確信を込めて語った。16年を闘う役員体制と幹事団体が提案され、拍手で承認した。

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