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都革新が杉並で学習会 小池都知事の正体暴く

20160929b-1.JPG 9月24日、東京・杉並区阿佐ケ谷で都政を革新する会の「小池都知事の正体を暴く」と題する学習会が開かれました。講師は全学連の斎藤郁真委員長と都革新の北島邦彦事務局長。参加者は30人余りで、活発な質疑討論が交わされました。
 冒頭、主催者を代表して私があいさつ。都議での経験をふまえて、築地市場の豊洲移転問題の根っこには都政が土地バブルという新自由主義政策を満展開して大破綻した「臨海副都心開発」があり、そこを舞台にしたオリンピック誘致と巨大利権があること、その主犯こそ石原慎太郎元都知事だったことを指摘しました。

 次いで斎藤さんは、小池百合子都知事が一貫して極右政治家であったことを全面的に明らかにしました。小池都知事は選挙で自らはまったく触れず、マスコミも宣伝しなかった極右団体「日本会議」の副会長であり、断固たる核武装論者であること、都知事になってから「東京都は非核都市宣言はしない」と石原都知事でさえ言えなかったことを断言したのです。
 さらに斎藤さんは、築地市場の豊洲移転について「最大の問題点は、人が活動できないほど汚染された豊洲になぜ移転させるのかということだ。それは石原元都知事らの利権あさりに加えて、築地市場跡地を外資がらみの巨大物流拠点にするためだ。これも巨大利権だ。絶対反対しかない」と本質に迫りました。そして「小池都知事はけっしてそこには踏み込まない。小池都知事は、腐敗に次ぐ腐敗の都政への労働者や都民の怒りの前に、既成勢力との対立を押し出すことで当選した。しかし、ここに小池都知事の弱点もある。小池の正体を徹底的に暴き、労働者や市民の怒りや誇りを体現して闘う勢力の登場がカギだ。全学連も闘う」と決意を表明しました。
 北島さんは、小池都知事がやろうとしていることは徹底した民営化、規制緩和であり、安倍政権とまったく同じであることを明らかにしました。とりわけ都政改革本部の中心人物・上山信一(橋下徹大阪府市政のブレーン)は都営交通、水道、外郭団体などの大々的な「整理」を狙い、東京都で働く労働者の非正規職化=団結破壊、労組解体に踏み込もうとしていると明らかにしました。さらに、豊洲新市場問題、待機児童問題、都営交通24時間化、杉並区政の保育政策などにふれて縦横に論じました。
 質疑討論では、東京ガスの下請け労働者が「今は天然ガスに転換しているが、吸えば命がないようなガスを長年つくっていた工場跡地が豊洲だ。市場関係の労働組合も反対していた。私も西部ユニオンとしてともに反対したい」と述べました。
 このほかたくさんの質問、意見が出されました。最後に、北島邦彦さんの11月労働者集会へ向けたアピールと今後もこの企画を発展させていこうと約束しあって終了しました。
 (都政を革新する会代表・長谷川英憲)

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