羽越線事故10周年弾劾抗議行動 動労総連合・新潟 JR新潟支社に怒りの声たたき付け
12月23日夕方、JR新潟支社前で、動労総連合・新潟、新潟地域一般労組、国鉄闘争全国運動・新潟が、羽越線事故10周年弾劾の抗議行動に立った。星野動労総連合・新潟委員長、杉野書記長らがマイクを握り、参加者は、「JRは羽越線事故の責任取れ」「NTS(新潟鉄道サービス)は非正規職の使い捨てをやめろ」「JRは最高裁決定に従え! 採用しろ」と書かれたプラカードや旗・のぼりをもって怒りの声をJR新潟支社にたたきつけた。また、『前進』最新号を配布しながら、民主労総ゼネストとの連帯を訴えた。
2005年12月25日5人が死亡し、33人が負傷した羽越線事故の原因は、明らかに国鉄分割・民営化でJRが営利優先となり、庄内空港との乗客の奪い合いでスピードをあげた結果に他ならない。国交省は08年事故原因を突風としてJRを免罪した。地方紙には遺族手記などが掲載され、その悲しみの深さを伝えている。
25日の慰霊式では、その遺族を前にしてJR東日本社長・富田が「究極の安全をめざします」と言い放ち、重大事故続発のJR体制を居直った。絶対に許せない。参加者全員が、JRの責任をあいまいにしないこと、外注化阻止・非正規職撤廃の闘いを強めることを改めて決意した。(新潟・増田信一)
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