中四国革共同集会 新加盟の同志が決意 動労総連合建設へ団結
1月11日、広島市において革共同中四国政治集会が、130人の結集でかちとられた。年始から激しく展開する大恐慌と戦争情勢のただ中で、『前進』新年号で打ち出された2016年「世界革命への大挑戦」を開始する決意と闘志に燃える画期的集会となった。
2015年の闘いと韓国ゼネストのビデオ上映に続き、司会のマル青労同の同志が開会を宣言し、3人から連帯のあいさつを受けた。
動労西日本の大江照己委員長は「今の情勢でいかに闘い、仲間を獲得するか問われている。広島で2・14国鉄集会を開催し、すべてのJR職場へ働きかける」と述べた。
三菱広機分会の鈴木範雄さんは「私は69年、70年と2回逮捕された。星野文昭さんは僕たちの分身。今日の集会も若い人がけっこういるが、70年代はすべて20代だった」と20代、30代の青年の決起に期待を寄せた。
NAZENヒロシマよびかけ人の大江厚子さんは、3・11反原発福島行動を呼びかけた。
徳島県委員会の労働者と「広島星野文昭さんを救う会」の増上昭典さんが、2・19徳島刑務所闘争への総決起を訴えた。
続いて、秋月丈志同志が大恐慌論を中心に情勢報告を行った。「年末年始から激しく進む大恐慌と戦争の大激動情勢の中で、労働者階級の怒りが無数のデモ、スト、ゼネストとして大爆発するのが2016年。その先頭に動労総連合と民主労総が立っている。ロシア革命100年に向け、世界革命への大挑戦へ打って出よう」と訴えた。
大津幸三同志が基調報告を行った。「世界史的な転換点において『前進』週2回発行化をかちとった。1千万人と結びつく宣伝・扇動の飛躍、組織的な飛躍をかちとろう」「日帝打倒・労働者権力樹立へ本格的挑戦を始める時が来た。革命戦略として国鉄決戦を実践しよう」と、動労総連合を軸にゼネストへの拠点を全地区・産別で建設することを提起した。
カンパアピール、ソリダリティ合唱の後、革共同の天田三紀夫書記長が特別報告を行った。「①2・14国鉄集会を全国でかちとり非正規職撤廃をすえて春闘を闘う。②伊勢志摩サミットは帝国主義が戦争突入を宣言する会議、5・15沖縄闘争で徹底的に闘う。③7月参院選を全党総決起で闘う。④『星野新聞』を発行し星野同志奪還を全階級の課題とする」と提起した。
国鉄決戦アピールを先頭に続々と労働者同志が登壇した。国鉄委員会の同志は「広島印刷事業所廃止攻撃をはじめ第2の分割・民営化と対決し組織拡大をかちとる。16春闘を非正規職撤廃春闘として闘い、ストの先頭に立つ」とアピールした。
自治体委員会の同志は「自治体の労組が地域の労働者の団結の中心になる。原発再稼働に対し被曝労働拒否を闘う」と決意を述べた。
権力と一体の体制内指導部と闘う教労委員会、マイナンバーと年末繁忙の強制と闘う全逓委員会、病院持ち株会社化・全員解雇・非正規化攻撃や医療介護崩壊の矛盾を現場に押しつける攻撃と闘う医療福祉労働者委員会、改悪派遣法、解雇自由の攻撃と闘う合同・一般労組委員会の各同志が力強く発言した。
満場の拍手を受けマル青労同、マル学同、そして新規加盟の同志たちが全員登壇した。新たに加盟した2人の同志は、「資本家の利益のため戦争に行かされることを知った。国によって普通の労働者が戦争し殺し合わされることを止める」「解雇強要の実体験をふまえて闘う」と決意表明した。
マル青労同からは、「新自由主義がもたらした職場の現実を国鉄闘争でひっくり返す」「評価シート白紙提出ならボーナス出さない、と言われたが、絶対反対を貫いて撤回させた」「青年で組合の委員長・書記長体制をつくった」など、地区党指導部への成長を感じさせる圧巻の発言が続いた。
最後にマル学同広島大学支部の学生同志が、「激動の時代は青年・学生の時代だ。体制内イデオロギーと闘い、自治会建設に勝利し、7月選挙決戦の先頭に立つ」と決意を述べた。
満場の熱気の中、団結ガンバローを三唱し、インターナショナルを斉唱し集会を締めくくった。
この記事へのコメントはありません。